【車・近鉄OK】三重の日帰り旅行で失敗しない!目的別モデルコース4選|カップル・家族向け完全ガイド

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三重県は、伊勢神宮やナガシマリゾートなど有名観光地が多く、日帰りでも十分楽しめます。

一方で、実際に計画を立てると「どこまで回れる?」「移動が大変そう」「子連れでも大丈夫?」と迷いやすいエリアでもあります。

特に週末の限られた時間で満足度の高い旅にするには、行き先選びとスケジュール設計が重要です。

本記事では、東海・関西からアクセスしやすい三重県を対象に、目的別・気分別に選べる日帰りモデルコースを厳選して紹介します。

定番観光から子連れ向け、雨の日対応、癒やし重視まで、無理なく楽しめるプランだけをまとめました。初めての三重日帰り旅行でも失敗しないよう、移動の考え方や事前準備のポイントもあわせて解説します。

目次

三重の日帰り旅行、どこに行くべき?まずはエリア選びが9割

三重県の日帰り旅行で満足度を大きく左右するのが、「どのエリアを選ぶか」です。

三重県は南北に非常に長く、地図上では近く見えても、実際には移動に2〜3時間かかるケースも珍しくありません

見たいスポットを欲張りすぎると、移動ばかりで疲れて終わってしまうこともあります。

だからこそ、出発地・同行者・目的に合わせて“無理のないエリア選び”をすることが、日帰り旅行成功の最大のポイントになります。

【エリア別】三重県4エリアの特徴と日帰り向き度

三重県は大きく「北勢・中南勢・伊勢志摩・東紀州」の4エリアに分けられます。それぞれの特徴と日帰り適性を理解しておくと、旅行プランが一気に立てやすくなります。

北勢エリア(桑名・長島・四日市)

北勢エリアは、名古屋・大阪方面からのアクセスが非常に良く、日帰り旅行との相性が抜群です。

東名阪自動車道や伊勢湾岸道が使いやすく、移動時間が短いため、滞在時間をしっかり確保できます。

ナガシマスパーランド、なばなの里、アンパンマンミュージアムなど、家族向け・レジャー施設が集中しているのも特徴です。

「子どもをしっかり遊ばせたい」「移動で疲れたくない」という場合におすすめ

中南勢エリア(津・松阪)

中南勢エリアは、グルメ・温泉・落ち着いた観光を楽しみたい人に向いています

松阪牛に代表される食の魅力が強く、最近では大型商業リゾートVISONの登場で注目度も上がっています。

名古屋・大阪のどちらからも日帰り圏内ですが、北勢よりはやや移動時間がかかるため、訪問スポットは絞るのがポイントです。

「大人同士」「カップル」「癒やし目的」の日帰り旅と相性が良いエリア

伊勢志摩エリア(伊勢・鳥羽・志摩)

伊勢志摩エリアは、三重県観光の王道です。伊勢神宮、鳥羽水族館、志摩の海景色など見どころが多く、初めての三重旅行なら最優先候補になります。

近鉄特急を使えば、名古屋・大阪から乗り換えなしでアクセスできる点も大きな強みです。

ただし、エリア内の観光地が点在しているため、「伊勢+鳥羽」「伊勢+VISON」など、テーマを1つに絞ることが日帰り成功のコツです。

東紀州エリア(熊野・尾鷲)

東紀州エリアは自然・世界遺産の魅力が非常に高い一方、移動時間が長く、日帰りにはやや上級者向けです。

早朝出発が前提になるため、今回は「無理せず楽しむ日帰り旅」という観点から、宿泊旅行向きエリアとして位置づけておくのが無難です。

車と近鉄どっちが正解?交通手段別おすすめエリア

三重の日帰り旅行では、「車で行くか」「近鉄など電車で行くか」によって、選ぶべきエリアや楽しみ方が変わります。

移動手段を先に決めておくことで、当日のストレスを大きく減らせます。

車がおすすめなケース

車移動の最大のメリットは、行動の自由度が高いことです。複数スポットを回りたい場合や、小さな子どもがいるファミリーには特に向いています。

  • 北勢エリア(ナガシマ・なばなの里)に行く場合
  • 中南勢エリア(VISON・温泉)に行く場合
  • 時間を気にせず帰りたい場合

一方で、週末や連休は伊勢自動車道・伊勢湾岸道が渋滞しやすいため、出発時間を早める、帰宅時間をずらすなどの工夫が必要です。

近鉄がおすすめなケース

近鉄特急は、伊勢志摩エリアへのアクセスが非常に優秀です。渋滞の心配がなく、移動中も座って休めるため、体力的な負担を抑えられます。

  • 伊勢神宮・鳥羽水族館が目的
  • カップル・大人旅
  • 運転したくない・お酒を楽しみたい場合

伊勢市駅・宇治山田駅・鳥羽駅周辺は観光地が集まっており、徒歩やバスで十分回れる点も魅力です。

交通手段×エリア早見表

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交通手段相性が良いエリア
北勢・中南勢
近鉄伊勢志摩
車+一部電車伊勢+周辺観光

\ 主要駅までバスという選択肢も◎ /

【定番×最新】伊勢神宮とVISONを1日で回る王道モデルコース

伊勢神宮とVISONを組み合わせた日帰り旅行は、「三重らしさ」と「今どきの楽しさ」をどちらも味わえる、満足度の高い王道プランです。

伊勢神宮だけで終わらせず、午後にVISONで温泉やグルメを楽しむことで、観光とリラックスのバランスが取れた1日になります。

ポイントは、午前中に伊勢神宮を効率よく回り、混雑を避けること、そして午後は移動距離を抑えてVISONに向かうことです。

モデルタイムテーブル(伊勢神宮+VISON)

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時間行程ポイント
9:00伊勢神宮・外宮(げくう)まずは外宮から参拝するのが古くからの習わし
10:30伊勢神宮・内宮(ないくう)日本の総氏神様へご挨拶。宇治橋を渡り神域へ
12:00おかげ横丁・おはらい町食べ歩きランチ&お土産探し(赤福本店など)
14:30VISON(ヴィソン)へ移動高速道路利用で約20分、バスでもアクセス可
15:15VISONでスイーツ&入浴「本草湯」で薬草湯に浸かり、有名パティスリー巡り
17:30現地出発

近鉄利用の場合も、午前中はほぼ同様の流れで組めます。

\ 伊勢は温泉宿での宿泊もおすすめ! /

午前|伊勢神宮(外宮→内宮)を効率よく参拝する回り方

伊勢神宮への参拝は、「外宮(げくう)から内宮(ないくう)へ」という順序で回るのが古来からの正式な習わしです。

外宮→内宮の順に回る理由

外宮に祀られている豊受大御神(とようけのおおみかみ)は、内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の食事を司る神様であり、まずは外宮へご挨拶するのが礼儀とされているからです。

いきなり内宮へ行く「片参り」は避けるべきと言われています。

外宮参拝のポイント:左側通行と「食」の神様

  • JR・近鉄伊勢市駅から徒歩5分ほど
  • 9時前後であれば比較的空いている
  • 「左側通行」が原則
  • 所要時間は40分〜60分ほど

外宮(豊受大神宮)はJR・近鉄伊勢市駅から徒歩圏内です。衣食住や産業の守り神である豊受大御神をお祀りしている境内は深い森に囲まれており、静寂な空気が漂っています。

ここでは「左側通行」が原則。 朝の時間帯は比較的静かで、9時前後であれば、団体客や観光バスが少なく、落ち着いた雰囲気の中で参拝できます。

まずは正宮(しょうぐう)で日頃の感謝を伝えましょう。個人的なお願い事は、正宮ではなく、別宮である「多賀宮(たかのみや)」でするのが通例とされています。

また、外宮特有のパワースポットとして、石のパワーを感じられる「三ツ石」や、お守りが授与される神楽殿も必見です。

内宮参拝のポイント:右側通行と日本の総氏神様

  • 下宮からバスまたは車で約15〜20分ほど
  • 混雑回避するなら10時半ごろまでに移動
  • 「右側通行」が原則
  • 正宮での写真撮影は石段の下まで
  • 滞在時間は60〜90分が目安

外宮から内宮への移動は、バスまたは車で約15〜20分ほどです。10時半以降になると周辺道路や駐車場が混み始めるため、できるだけ早めの移動がおすすめ。

内宮では、五十鈴川の御手洗場(みたらし)で手を清めてから正宮へ向かうのが定番ルートです。写真撮影や散策を含めると、内宮の滞在時間は最低でも60〜90分は見ておくと安心です。

内宮では外宮と異なり「右側通行」となります。これは手水舎や五十鈴川(御手洗場)の位置関係によるものです。

天照大御神が鎮座する正宮では、写真撮影は石段の下までと決められています。荘厳な社殿を前に、感謝の気持ちを捧げてください。

ランチ|おかげ横丁で失敗しない食べ歩き&名物グルメ

内宮の参拝を終えたら、すぐそばにある門前町「おはらい町」と「おかげ横丁」でのランチ&食べ歩きが鉄板です。

ここでは、江戸から明治期の伊勢路の町並みが再現されており、歩いているだけでタイムスリップしたような気分になれます。

しかし、店舗数が非常に多く(約50店舗以上)、休日は大変混雑するため、「絶対に食べるべきもの」を決めてから回るのが失敗しないコツです。

おすすめの食べ歩きグルメ

伊勢うどん
極太でふわふわの柔らかい麺に、たまり醤油ベースの黒いタレを絡めて食べます。「コシがないのが特徴」で、長旅で疲れた参拝客の胃腸を労るために柔らかくなったと言われています。見た目は濃いですが、味は意外とまろやかです。

手こね寿司
カツオやマグロなどの赤身魚を醤油ダレに漬け込み、酢飯に乗せた漁師飯。さっぱりとしていて、歩き回った後の体に染み渡ります。 両方をセットで提供しているお店も多いので、迷ったらセットメニューを選びましょう。

松阪牛グルメ
高級食材の松阪牛も、コロッケや串焼きなら数百円〜千円程度で気軽に味わえます。「豚捨(ぶたすて)」のコロッケは行列必至ですが、並ぶ価値のあるサクサク感と肉の旨味が特徴です。

赤福本店
伊勢土産の代名詞「赤福」の本店がここにあります。お土産購入だけでなく、店内で「盆(お茶付きの赤福)」をいただきましょう。五十鈴川を眺める縁側席で食べる、作りたての柔らかいお餅は格別です。

混雑回避の裏ワザ

お昼のピーク時(12:00〜13:00)はどの店も長蛇の列になります。効率よく回るなら、11:00台に早めのランチを済ませるか、テイクアウトグルメを中心にお腹を満たすスタイルが賢い選択です。

また、奥まった路地にあるお店は比較的空いていることがあるので、メイン通りだけでなく裏路地探索も楽しんでみてください。

一方、座ってしっかり食べたい場合は、混雑ピークを避けて13時半以降を狙うのがコツです。ピークを過ぎると回転も早くなり、落ち着いて食事ができます。

特に、子連れや高齢の同行者がいる場合は、早めに座席確保できる店を優先すると安心です。

失敗しにくい回り方チェックリスト
  • 行列が短い店から入る
  • 裏路地の比較的すいている店を探す
  • 全員分を一度に買わずシェアする
  • ピーク前の11時台orピーク後の13時半以降を狙う

午後|話題のVISONで温泉・スイーツ・癒やし時間

VISONは、日本最大級の商業リゾートとして注目されており、伊勢神宮参拝後の“クールダウン”に最適なスポットです。

伊勢神宮(内宮)から車で約20分(伊勢自動車道経由)という好立地にあり、東京ドーム24個分という広大な敷地に「癒やし・食・知」が集結しています。

午後の疲れを癒やすには最適な、現代的なリトリートスポットです。

ポイント
  • 滞在時間は2〜3時間が目安
  • 温泉→スイーツ→買い物の順が楽
  • 歩きやすい靴は必須

薬草湯「本草湯(ほんぞうゆ)」でリフレッシュ

VISON内にある温浴施設「本草湯(ほんぞうゆ)」では、ロート製薬と三重大学が共同研究した「薬草湯」を楽しめるのが最大の特徴です。

施設内や周辺で栽培された薬草を使い、季節の暦(七十二候)に合わせて5日ごとにお湯の種類が変わります

 天井が高く開放的な空間で、薬草の香りに包まれれば、旅の疲れも吹き飛びます。内装もモダンで洗練されており、竹林を望む休憩スペースなど、どこを切り取っても絵になる空間です。

タオルなどのアメニティも完備されているので、手ぶらで立ち寄れるのも嬉しいポイントです。

併設されているカフェでは、お風呂上りにぴったりのオリジナルドリンクを提供

有名シェフのスイーツとショッピング

VISON内「スウィーツ ヴィレッジ」や「サンセバスチャン通り」には、カフェやスイーツ店が充実。

生ドーナツやパフェ、辻口博啓氏が手掛けるパティスリーやベーカリーなど、ここでしか味わえない絶品スイーツが揃っています。

また、敷地内の「マルシェ ヴィソン」では、三重県内の新鮮な野菜や海産物がずらりと並びます。BBQができるエリアもあり、お土産に松阪牛や伊勢海老、地元の調味料などを購入するのにも最適です。

夕暮れ時の絶景とホテル

VISONは山を切り開いて作られているため、夕暮れ時の景色も絶景です。多気町の豊かな自然と、スタイリッシュな建築物が調和した風景は、旅の締めくくりにふさわしい美しさです。 

もし日程に余裕があれば、敷地内の「HOTEL VISON(ホテルヴィソン)」や、一棟貸しの「旅籠ヴィソン」に宿泊するのもおすすめ。

全室にテラスがあり、夜には満天の星空を独り占めできます。日帰りでも十分楽しめますが、宿泊することでVISONの静寂な夜と、翌朝の清々しい空気を体験できるでしょう。

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【子連れ鉄板】ナガシマ&なばなの里を満喫する日帰りコース

小さな子ども連れで三重の日帰り旅行を計画するなら、ナガシマスパーランド(またはアンパンマンミュージアム)となばなの里を組み合わせた北勢エリアがおすすめ。

移動距離が短く、施設の完成度も高いため、「移動で疲れて終わる」「子どもが飽きてしまう」といった失敗を避けやすいのが最大の魅力です。

午前〜昼は思いきり遊び、夕方以降は歩くだけでも楽しめるスポットに切り替えることで、1日を通して無理なく楽しめます。

ナガシマスパーランド・アンパンマンミュージアムとなばなの里は車で約15分という近距離にありますが、敷地が広大なので、無計画に動いて疲れないよう注意しましょう。

子どもの年齢と体力に合わせたタイムスケジュールで動くことが成功のカギです。

モデルタイムテーブル(ナガシマ+なばなの里)

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時間行程ポイント
9:30現地到着(遊園地 or アンパンマン)開園直後が狙い目。年齢に合わせてエリアを選択
12:30ランチ休憩ジャズドリーム長島(アウトレット)で食事もおすすめ
13:30引き続き遊園地 or アウトレットへ移動子どもがお昼寝中にショッピングも◎
16:00なばなの里へ移動渋滞前に早めの移動が鉄則
16:30ベゴニアガーデン明るいうちに花を楽しむ&映え写真撮影
17:30イルミネーション鑑賞圧倒的スケールの光のトンネルを体験
18:30現地出発夕食・温泉または帰路へ

※冬季は日没が早いため、イルミネーション開始時間に合わせて微調整しましょう。

夕方以降も楽しむためのポイント
  • 開園直後〜11時が勝負
  • 園内ランチはピーク前に済ませる
  • 14〜15時には切り上げる意識を持つ

午前〜昼|ナガシマスパーランド or アンパンマンミュージアム

子連れ旅行で最も重要なのは、「年齢に合った遊び場を選ぶこと」です。

ナガシマリゾート内には、絶叫系が充実したナガシマスパーランドと、未就学児向けのアンパンマンミュージアムがあり、子どもの年齢によって最適解がはっきり分かれます。

未就学児中心ならアンパンマンミュージアム

アンパンマンミュージアムは、2〜5歳前後の子どもが最も楽しめる施設です。屋内エリアも多く、天候に左右されにくい点も安心材料になります。

ショーやキャラクターグリーティングは時間が決まっているため、入園後すぐにスケジュールを確認しておくと、待ち時間のロスを減らせます。

滞在時間は2〜3時間が目安で、午前中に集中して回ることで、子どもの集中力が切れる前に満足感を得られます。

  • アンパンマンや仲間たちのショーが毎日開催
  • 「虹のすべりだい」など、体を動かして遊べる遊具も充実
  • ショップやフードコートもすべてアンパンマンの世界観で統一

小学生以上ならナガシマスパーランド

小学生以上であれば、ナガシマスパーランドが選択肢になります。

とはいえ、日帰り・子連れの場合は、絶叫系をすべて制覇しようとせず、ファミリー向けアトラクションに絞るのが現実的です。

午前中は比較的待ち時間が短いため、人気アトラクションは早めに回るのがコツです。

小さいお子様連れなら「キッズタウン」がおすすめ
「ナガシマ=絶叫マシン」というイメージが強いですが、実は「キッズタウン」というファミリー向けエリアが充実しています。約30種類もの子供向けアトラクションが集まっており、その規模は国内最大級です。

午後はジャズドリーム長島(アウトレット)への移動もおすすめ

午前中にしっかり遊んだあとは、同じ敷地内にある国内最大級のアウトレットモール「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」へ移動するのもおすすめ。

特に、アンパンマンミュージアムを選択した未就学児連れの場合、「子どもが遊び疲れて寝ている間に親は買い物」と切り替えできるため、家族全体の満足度が下がりにくいのが特徴です。

なばなの里へ向かうまでの“つなぎ時間”として立ち寄ると、時間調整もしやすくなります。アウトレット内にはカフェや軽食スポットも多く、ランチや休憩にも使えます

ジャズドリーム長島のメリット
  • ナガシマリゾート内で移動が完結
  • 休憩もしやすく、夕方に向けて体力を温存できる
  • なばなの里までの時間調整がしやすい

ただし、アトラクション豊富なナガシマスパーランドを午前中だけで回り切れない場合は、午後も引き続き園内に残るのもおすすめです◎

夕方〜夜|なばなの里イルミネーション&ベゴニアガーデン

夕方以降は、ナガシマスパーランド周辺から車で約15分(シャトルバスもあり)の距離にある「なばなの里」へ移動。

国内最大級の花と光のテーマパークであり、特に「イルミネーション」は全国的に有名です。

ただし、イルミネーションの点灯時間に合わせて行くと混雑に巻き込まれるため、「16時ごろに入場し、明るいうちは花を楽しみ、暗くなったらイルミネーションを見る」という2段階の楽しみ方を強くおすすめします。

敷地が広いため、見どころを2〜3か所に絞ることで、無理なく楽しめます。

夕方は圧巻の「ベゴニアガーデン」で別世界へ

ベゴニアガーデンは、大輪のベゴニアをはじめ、世界各国から集めた数百種・1万2千株の絢爛たる花々を常時栽培・展示している屋内施設です。

ここで一度ペースを落とすことで、子どもがリセットされ、イルミネーションまで持ちやすくなります。

見どころ

視覚的なインパクト

天井から吊り下げられたハンギングバスケットや、壁一面を埋め尽くす花々は圧巻で、どこを切り取ってもSNS映えする写真が撮れます。

天候や寒さの影響を受けにくく快適な環境

温室なので冬でも暖かく、イルミネーション待ちの時間調整にも最適です。中にカフェスペースもあり、花に囲まれながら優雅にティータイムを過ごすこともできます。

なお、なばなの里の入村料には、通常1,000円分の金券(なばなクーポン)が含まれていることが多く、この金券を使ってベゴニアガーデンの入館料を支払うのが定番の賢い使い方です(※時期により料金体系が異なる場合があるため要確認)。

夜は世界レベルのイルミネーション体験

なばなの里のメインイベントであるイルミネーションは、電球の数だけでなく、その演出のクオリティの高さで数々の賞を受賞しています。

見どころ

光のトンネル

全長200mにわたり、暖色のLED電球が無数に輝く「華回廊」は、なばなの里の代名詞です。光に包まれて歩く体験は、子供にとっても忘れられない思い出になるでしょう。

テーマエリア

毎年テーマが変わる巨大なイルミネーションエリアでは、プロジェクションマッピングを使わず、LED電球の光だけで壮大な景色や物語を描き出します

水上イルミネーション

園内中央の池に広がる「光の大河」も必見です。水面に光が反射し、幻想的な風景を作り出します。

地上45mからの絶景「アイランド富士」

園内には「アイランド富士」という移動式展望台があります。 地上45mの高さまで上昇し、頂上で360度回転するため、イルミネーションで彩られた園内を一望できます

上空から見る光の絨毯は、地上とはまた違った感動があります。乗車時間は約7分間。子連れでも安心して乗れるアトラクションですので、ぜひ体験してみてください。

子連れでの注意点

  • 防寒対策は必須(特に冬)
  • ベビーカー移動を前提にルートを決める
  • トイレ・休憩ポイントを先に把握

要注意|帰りの湾岸道渋滞を避けるポイント

このコース最大の落とし穴が、帰りの伊勢湾岸自動車道の渋滞です。

特にイルミネーション開催時期の土日祝日は、点灯直後から閉園時間にかけて、駐車場から出るだけで1時間以上かかることもあるほど混雑します。

子どもが車内でぐずってしまわないよう、「時間をずらす」戦略が必須です。ここでは、渋滞を回避するための具体的な2つのパターンを提案します。

戦略1:早めの撤収(19:00前出発)

最も確実なのは、混雑のピークを迎える前に帰路につくことです。 イルミネーションは日没と同時に点灯します(冬場なら17:00頃)。

点灯の瞬間に立ち会い、メインエリアと光のトンネルを一通り見学したら、18:30〜19:00には駐車場を出るスケジュールです。 

多くの観光客は「見てから夕食」と考え、19:00〜20:00頃に園内のレストランに殺到し、その後20:00以降に帰宅ラッシュが始まります。

この波に乗らず、夕食は地元のSA(御在所SAや刈谷ハイウェイオアシスなど)や、自宅近くでとると割り切ることで、スムーズに高速道路に乗ることができます。

少し早めに出発するだけで、帰宅時間が1時間以上変わるケースも珍しくありません。

戦略2:現地で「お風呂&夕食」まで済ませて遅く出る(20:30以降出発)

逆に、現地に長居してピークをやり過ごすのも有効な手段です。 なばなの里内には。露天風呂やジャグジー、サウナなどを完備した温泉施設「里の湯」があります。 

イルミネーションを見た後、園内のレストランでゆっくり夕食をとり、その後「里の湯」で入浴すれば、子どもは帰りの車で寝るだけです。 

20:30〜21:00頃になれば、帰宅ラッシュのピークは過ぎており、駐車場からの出庫もスムーズになります。

帰宅後にお風呂に入れる手間も省けるため、実はママにとって最も楽なプランです

迂回ルートの知識を持っておく

万が一、湾岸長島IC付近が動かない場合のために、迂回ルートも頭に入れておきましょう。

北上ルート:木曽三川公園方面へ北上し、東名阪自動車道の「長島IC」または「弥富IC」を目指すルート。

国道23号線:高速が事故などで通行止めの場合は、国道23号線バイパスが代替路になりますが、こちらも混みやすいため、Googleマップなどのリアルタイム交通情報を必ず確認してください。

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【雨でも安心】鳥羽水族館と真珠体験で楽しむインドア旅

天候に左右されずに三重の日帰り旅行を楽しみたいなら、鳥羽水族館を中心にしたインドア旅が最適です。

鳥羽は、駅周辺に大型の屋内観光施設が集中しており、傘をほとんど使わずに一日中遊び尽くせる「インドア観光の聖地」です。です。

特に「飼育種類数日本一」を誇る鳥羽水族館と、ミキモト真珠島などの体験スポットは、屋根の下で完結するエンターテインメントが充実しています。

モデルタイムテーブル(鳥羽水族館+真珠体験)

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時間行程ポイント
9:30鳥羽水族館 到着・館内散策近鉄鳥羽駅から徒歩約10分。開館直後が比較的空いていて狙い目
11:00アシカショー・セイウチふれあい順路のない館内を、ショーの時間を軸に自由に回る
12:30鳥羽マルシェでランチ水族館から徒歩圏内。地産地消ビュッフェを満喫
14:00ミキモト真珠島へ連絡通路(パールブリッジ)を渡り、真珠博物館へ
14:30〜15:30真珠アクセサリー作り旅の思い出を形にするワークショップに参加
16:00お土産購入&帰路鳥羽駅直結の「鳥羽一番街」などで海産物をチェック

※近鉄利用の場合は、鳥羽駅から徒歩圏内で完結します。

一日中楽しめる!鳥羽水族館の効率的な回り方

飼育種類数で日本一を誇る鳥羽水族館は、全長約240m、通路全長約1.5kmという巨大な敷地内に12のゾーンがあり、「全部見よう」とすると想像以上に時間がかかります

日帰り旅行で満足度を高めるためには、すべて見ようとせずテーマを決め、無理のない順路で回ることが重要です。

ポイント
  1. 入館後、午前中の早い時間帯にまずジュゴンやラッコなど、人気の高い生きものがいるエリアを優先
  2. その後は、観覧順序が決められていないため、混んでいる場所を避けて、空いているエリアから自由に回る

絶対に見逃せない「日本でここだけ」の生きもの

約1,200種類もの生きものを飼育する鳥羽水族館は、広すぎて全てを見るには時間が足りません。そこで、優先的に回るべき3つのポイントを絞り込みましょう。

1.人魚の海(ジュゴン)
日本で唯一、ここでしか見られないジュゴンの「セレナ」は必見です。ゆったりと泳ぐ姿や、好物の海草(アマモ)を食べる様子は癒やし効果抜群。屋内の静かな水槽前で、雨音を忘れて見入ってしまうでしょう。

2. 極地の海(ラッコ)
かつては日本中で見られたラッコも、現在国内で見られるのは鳥羽水族館を含めてわずか2館のみ。芸達者な「メイ」と「キラ」の食事タイムは非常に人気があります。ガラス面越しに貝を割る姿や、ガラスに張り付いて挨拶する姿はシャッターチャンスの連続です。

3. 奇跡の森(スナドリネコ)
魚を獲る猫として知られるスナドリネコや、爬虫類などが展示されているゾーン。屋上部分にありますが、ガラス屋根で覆われているため、雨の日でも自然光を感じながらジャングル探検気分を味わえます。

ショーを中心にスケジュールを組む

効率よく回るコツは、「アシカショー」や「セイウチふれあいタイム」の時間を最初にチェックし、そこから逆算して動くのもポイント。 

これらのショーは屋根付きのショーステージや屋内広場で行われるため、天候に関係なく開催されます。

特にセイウチのふれあいタイムは、巨大なセイウチが観客のすぐ目の前までやってきて、体にタッチしたり、ヒゲに触れたりできる距離感ゼロのイベントです。

ショーの開始30分前くらいから席が埋まり始めるため、お目当てのショーの時間を軸に、近くのゾーン(例えば、ショー会場近くの「海獣の王国」など)を見学すると無駄なく移動できます。

体験|真珠アクセサリー作りで旅の思い出を形に

鳥羽は、御木本幸吉が世界で初めて真珠の養殖に成功した地であり、真珠は街のアイデンティティそのものです。

鳥羽エリアならではの体験として人気なのが、真珠アクセサリー作り。見るだけの観光に比べ、体験型コンテンツを1つ挟むことで、旅の満足度が格段に上がります。

ミキモト真珠島

鳥羽水族館から徒歩圏内にある「ミキモト真珠島」は、島全体が博物館やショップになっているテーマパークです。屋根付きの連絡橋(パールブリッジ)を渡れば、あとは島内の屋内施設を行き来するだけなので、雨の日でも濡れる心配はありません。なお、真珠島には入場チケットが必要です。

世界に一つだけのアクセサリー作り

ミキモト真珠島内の「パールプラザ」や、鳥羽エリアに点在する工房(真珠の里など)では、本物の真珠を使ったアクセサリー作り体験が可能です。 

真珠体験では、自分で選んだ真珠を使ってネックレスやストラップなどを作ることができます。

所要時間は30分〜1時間程度で、作業は決して難しくありません。専門スタッフのサポートのもと、以下の手順で進めます。

STEP
真珠選び

色、形、大きさ、輝き(テリ)が異なる真珠の中から、自分好みの1粒を選びます。「ピンク系が可愛い」「シルバー系がクール」など、直感で選ぶ時間が一番の楽しみです。

STEP
金具選び

ペンダントトップ、ストラップ、ブローチなど、用途に合わせた金具を選びます。

STEP
加工・接着

専用の道具を使って真珠に穴を開けたり、金具に接着したりします。普段なかなか扱うことのない真珠を自分の手で加工する緊張感とワクワク感は、既製品を買うだけでは味わえない特別な体験です。

完成したアクセサリーはその場で持ち帰ることができるため、旅行の翌日からすぐに身につけられます。

博物館で学ぶ「真珠の科学と美」

アクセサリー作りの前後には、島内の「真珠博物館」を見学しましょう。 

ここでは、アコヤ貝がどのようにして真珠を生み出すのかという科学的なメカニズムや、アンティークジュエリーの至宝「ミキモトクラシック」の展示を見ることができます。

特に、約100年前に作られた豪華絢爛なティアラやネックレスは、ため息が出るほどの美しさです。 

また、雨の日でも海女(あま)さんの実演を見学できる観覧席(屋根付き)が整備されており、白い磯着に身を包んだ海女さんが、昔ながらの方法で海に潜る姿は、鳥羽の原風景を感じさせてくれます。

ランチ|鳥羽マルシェで地元食材を満喫

旅の締めくくりには、鳥羽駅近くの鳥羽マルシェでのランチがおすすめです。

JA伊勢(農協)と鳥羽磯部漁協(漁協)が共同運営している産直市場&レストランで、地元漁港や農家から届く食材を使ったフードを楽しめます。

鳥羽水族館からは徒歩約5〜7分で、帰路につく前に立ち寄りやすい立地も魅力です。

建物は海に面しており、晴れていればデッキからの眺めが最高ですが、雨の日でもガラス張りの開放的な店内で、鳥羽の海を感じながら食事ができます。

2025年2月より、レストランのビュッフェ形式は終了。現在は地元の食材を活かした「鳥羽めし」を提供。

テイクアウトもおすすめ

鳥羽マルシェのテイクアウトコーナーでは、特産品を使ったグルメが充実しています。

特に、絶対に食べておきたいのが、鳥羽市の特産いちご「レッドパール」を使ったソフトクリームです。

レッドパールは「真珠のように赤い」ことから名付けられた品種で、適度な酸味と濃厚な甘みが特徴です。濃厚なバニラソフトに、レッドパールの果肉やソースがたっぷりかかった一品は、デザートにぴったり。

また、サメ肉を使った「サメ春巻き」や「加茂牛コロッケ」など、食べ歩きグルメも充実しています。

「足湯処 とまり湯」も隣接

鳥羽マルシェに隣接する佐田浜東公園内には、「とまり湯」という足湯スポットがあります。

鳥羽湾を行き交う船や景色を眺めながら足湯に浸かり、ゆったりとした時間を過ごせます。

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【癒やし重視】御在所ロープウェイと湯の山温泉の大人旅

賑やかなテーマパークや行列の名所ではなく、景色・温泉・食をゆったり楽しみたい人には、御在所ロープウェイと湯の山温泉を組み合わせた日帰りコースがおすすめ。

菰野(こもの)町エリアは、標高1,212mの山岳リゾートと、開湯1300年の歴史を持つ名湯が隣接しています。

名古屋・関西方面からのアクセスが良く、移動距離も短いため、体力を消耗しにくいのが大きな魅力です。

標高差のある自然景観で気分を切り替え、温泉と食事で身体を整え、最後は上質なお土産で締める——そんな“大人の休日”を無理なく実現できます。

モデルタイムテーブル(御在所+湯の山温泉)

時間行程ポイント
09:30御在所ロープウエイ山麓駅 到着混雑前の午前中に絶景を独り占め
10:00空中散歩(片道約12分)伊勢湾を見渡す大パノラマを堪能
10:30山頂公園散策珍しい岩や、季節ごとの自然を楽しむ
12:00下山・湯の山温泉へロープウエイ乗り場から徒歩1分の好立地
12:30湯の山温泉でランチ&日帰り入浴湯の山温泉
15:00アクアイグニスへ移動湯の山温泉から車で下ること約8〜10分
15:30スイーツ・買い物有名シェフのケーキでお茶&お土産購入
17:00現地出発新名神・菰野ICがすぐ近くで帰りも楽々

※天候や季節に応じて、山上滞在時間を調整します。

御在所ロープウェイで楽しむ伊勢湾の絶景空中散歩

旅のスタートは、鈴鹿山脈の主峰・御在所岳(ございしょだけ)へ。 登山装備がなくても、ロープウエイを使えば一気に標高1,000m超の世界へアクセスできるのが最大の魅力です。

ゴンドラに揺られる全長約2kmの空中散歩では、眼下に広がる渓谷や、天気が良ければ伊勢湾まで見渡せる開放感を味わえます。

山上駅に到着したら、無理にすべてを回ろうとせず、展望台や整備された遊歩道を中心に散策するのがおすすめです。

季節ごとに景色の表情が変わり、春は新緑、夏は涼風、秋は紅葉、冬は霧氷と、何度訪れても違った魅力があります。

四季折々の表情を見せる「自然のアート」

御在所岳を訪れるべき最大の理由は、季節ごとに全く異なる「色」に出会えるからです。 いつ訪れても新しい感動があるため、リピーターも数多くいます。

  • :ツツジや桜が山肌をピンクに染める景色が美しい
  • :市街地より気温が低い避暑地として心地よい涼風を感じられる
  • :10月中旬〜11月下旬の紅葉は、山頂から麓にかけて徐々に赤く染まっていくグラデーションが圧巻
  • :1月〜2月には、青い空と白い氷の華のコントラストが美しい「樹氷(じゅひょう)」が見られる

奇岩・珍岩を探す山頂散策

ロープウエイを降りた山頂公園は、ハイヒールでも歩けるほど整備されたエリアと、少し足を伸ばして自然を楽しむエリアがあります。 

ここでぜひ探してほしいのが、自然が作り出した不思議な岩の数々です。

地蔵岩(じぞういわ)
2つの岩の間に四角い岩が絶妙なバランスで挟まっています。「絶対に落ちない」ことから、合格祈願や勝負運のパワースポットとして人気です。

富士見岩展望台
天気が良ければ、ここから遠く富士山を望むことができます。伊勢湾や知多半島を一望できるパノラマビューは、日頃の悩みもちっぽけに思えるほどの開放感です。

観光リフトでさらに高みへ

ロープウエイ山頂公園駅からさらに「観光リフト」に乗り継ぐと、御在所岳の頂上(一等三角点)まで行くことができます。 

リフトはゴンドラと違い、足がぶらぶらの状態で移動するためスリル満点。風を直接肌で感じながら、眼下の景色を楽しむ数分間は、童心に帰ったようなワクワク感を味わえます。

大人だけの旅なら、ぜひこのリフトにも乗って、本当の頂上を目指してみてください。

快適に楽しむためのポイント

  • 滞在目安は60〜90分
  • 山上は平地より気温が低いので寒い時期は防寒必須
  • 歩きやすい靴を選ぶ
  • 風が強い日は早めに下山

日帰り温泉|湯の山温泉でランチ付き入浴を楽しむ

絶景で目を養った後は、冷えた体や歩き疲れた足を温泉で癒やしましょう。

御在所ロープウェイの麓に広がる「湯の山温泉」は、開湯1300年で、古くから“関西の奥座敷”として親しまれており、「鹿の湯」伝説も残る歴史ある温泉地です。

露天風呂からは山の景色を眺められる施設もあり、時間を忘れて過ごせます。

日帰り利用ができる宿も多く、観光と組み合わせやすい点が魅力。特にランチ付き入浴プランは、移動や店探しの手間を省けるため、日帰り旅行におすすめです。

日帰り温泉利用時の注意点
  • タオル付きか事前確認
  • 昼ピークは避ける
  • 予約制の有無をチェック

絶景露天風呂と会席料理で贅沢な午後

ホテル湯の本の温泉は、鈴鹿山脈の大自然を望む絶景露天風呂が自慢です。 

泉質は単純温泉で、肌触りが柔らかく、湯上がり後の肌がスベスベになることから「美肌の湯」としても知られています。

伊勢湾や名古屋のビル群まで見渡せる開放的なお風呂に浸かれば、午前中のアクティビティの疲れも心地よく溶けていくでしょう。

食事は、地元の食材をふんだんに使った会席料理や、松阪牛を使った御膳などが楽しめます。

「お昼から温泉に入って、美味しいものを食べる」。この背徳感こそ、平日や週末の大人旅における最高のスパイス

おすすめの温泉宿

数ある旅館の中でも、特におすすめなのが「ホテル湯の本」です。 理由は単純明快、御在所ロープウエイのりばから徒歩1分という圧倒的な近さにあります。

移動時間を極限まで減らせるため、その分ゆっくりと食事や温泉に時間を割くことができます。 

また、少し離れた場所にある「湯の山温泉 希望荘」もおすすめです。ケーブルカーで館内へ移動するというユニークなアプローチと、ラドンを含んだ温泉が特徴です。

 湯の山温泉エリアには個性的な宿が多いので、自分好みの「隠れ家」を探してみるのも楽しみの一つ

立ち寄りスポット|アクアイグニスで人気スイーツをお土産に

旅の締めくくりには、湯の山温泉から車で約10~15分の場所にある「アクアイグニス」に立ち寄るのがおすすめです。

”癒やし”と”食”をテーマにした複合温泉リゾートで、世界的パティシエや有名シェフが手掛けるスイーツやパンが揃っています。

特に人気なのが、テイクアウトしやすい焼き菓子やプリンなどのスイーツです。

洗練されたモダンな建築と水盤が美しい、三重県を代表するおしゃれスポットで、滞在時間30〜60分程度でも十分楽しめるため、帰路の途中に無理なく組み込めます。

見どころ1|辻口博啓シェフのスイーツをお土産に

アクアイグニスを訪れる多くの人の目当てが、日本を代表するパティシエ・辻口博啓氏が展開するスイーツです。

Confiture H(コンフィチュール アッシュ)
敷地内で栽培されたイチゴや、厳選素材を使ったケーキ、焼き菓子、ジャムが並びます。特に「セラヴィ」などの生ケーキは、イートインスペースでコーヒーと共にいただくのが至福の時間です。

Mariage de Farine(マリアージュ ドゥ ファリーヌ)
国産小麦にこだわったベーカリー。石窯で焼かれたパンは香ばしく、明日の朝食用のお土産として大量に購入する人が後を絶ちません。

見どころ2|100%源泉かけ流しの「片岡温泉」

湯の山温泉で入浴しそびれた場合や、「温泉のはしご」を楽しみたい場合は、アクアイグニス内の「片岡温泉」がおすすめ。 

ここは、加水・加温・循環を一切していない100%源泉かけ流しのアルカリ性単純温泉です。

ほのかに硫黄の香りが漂い、少しぬめりのあるお湯は、不要な角質を落として肌をツルツルにしてくれる効果が期待できます。 

モダンなデザインの浴室からは、美しい竹林を眺めることができ、湯の山温泉の和風な雰囲気とはまた違った、スタイリッシュな湯浴みを楽しめます。

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見どころ3|季節の楽しみ:イチゴ狩り

冬から春(12月〜5月頃)にかけて訪れるなら、敷地内の「辻口ファーム」でのイチゴ狩りもおすすめです。 減農薬で育てられた甘くて安全なイチゴを、40分間食べ放題で楽しめます。

温泉の熱を利用して栽培されているため、寒い冬でもハウス内は暖か。摘みたてのイチゴをその場で食べる贅沢は、大人になっても変わらない喜びがあります。 

ただし、イチゴ狩りは人気のため、事前のWeb予約が必須です。

混雑回避のコツ

  • 16時前後が比較的空きやすい
  • 人気商品は早めに購入
  • イートインよりテイクアウト中心

\ 一泊でゆとりのある旅もおすすめ◎ じゃらんで湯の山温泉の宿をチェック!/

三重の日帰り旅行を快適にする準備・予約チェックリスト

三重の日帰り旅行は、目的地の選び方だけでなく「事前準備」と「当日の情報確認」で体験の質が大きく変わります。

特に週末や連休は、人気施設の入場制限、道路渋滞、駐車場待ちなどが重なりやすく、準備不足がそのままストレスにつながりがちです。

逆に、予約と情報収集を少し工夫するだけで、移動も観光も驚くほどスムーズになります。

出発前〜当日の理想タイムテーブル(準備込み)

  • 前日夜:チケット・予約確認/天気・道路状況チェック
  • 出発前:高速道路・渋滞情報の確認/駐車場候補の再確認
  • 移動中:リアルタイム交通情報を随時確認
  • 現地到着:混雑状況に応じて行動微調整

この流れを意識するだけで、「想定外で動けない」事態をかなり防げます。

体験・施設は事前予約が正解|アソビュー・じゃらん活用術

日帰り旅行で最も後悔しやすいのが、「現地でチケットが取れなかった」「当日受付が終了していた」といったケースです。

三重県の人気スポットは、週末になると当日券が制限されることも多く、行ってから困るよりも事前予約を前提に組み立てた方が圧倒的に安心です。

アソビューじゃらんといった体験予約サイトを使えば、入場券・体験・日帰り温泉などをまとめて事前に押さえられます。

特に水族館、テーマパーク、体験型施設は、事前購入によって入場列をスキップできることもあり、子連れや時間制限のある日帰り旅では大きなメリットになります。

予約時には、「キャンセル条件(前日・当日)「利用時間の制限」「持ち物の有無」を確認しましょう。

事前予約が向いている施設例

事前予約をしておくことで、当日は「行く・楽しむ」ことに集中でき、予定変更が必要になっても代替案を考える余裕が生まれます。

当日困らない!渋滞・駐車場・混雑情報の確認方法

三重の日帰り旅行で想定外が起きやすいのが、「移動」に関するトラブルです。

伊勢湾岸道や伊勢自動車道は、時間帯によって混雑状況が大きく変わり、同じ距離でも所要時間が倍以上になることがあるため、当日の情報確認を“必須行動”として組み込むことが重要です。

まず出発前に確認したいのが、高速道路の渋滞情報です。NEXCOの公式情報やGoogleマップのリアルタイム表示を活用すれば、渋滞回避ルートを事前に把握できます。

移動中も定期的にチェックすることで、IC変更や休憩タイミングの判断がしやすくなります。

駐車場対策の基本

  • 第1候補+第2候補を用意
  • 現地到着前に満空情報を確認
  • 少し離れた駐車場も検討

混雑を避ける考え方

  • 人気施設は午前中に回す
  • ランチ・帰宅時間をずらす
  • 「全部見る」より「快適に終える」

事前準備チェックリスト(まとめ)

  • チケット・体験は事前予約済み
  • 天気・気温を確認
  • 渋滞・IC情報をチェック
  • 駐車場候補を複数確保
  • 時間に余白を持たせた行程

このチェックリストを満たしていれば、三重の日帰り旅行はかなりの確率で快適に進みます。

まとめ|「今の気分」で選べば三重の日帰り旅行は失敗しない

三重の日帰り旅行で満足度を高める最大のコツは、「有名だから」「定番だから」という理由だけで行き先を決めないことです。

三重県は南北に長く、エリアごとに魅力も移動条件も大きく異なるため、自分たちの今の気分・同行者・使える時間に合ったコースを選ぶことが満足度の高い旅につながります

本記事で紹介してきたモデルコースは、すべて“日帰りで無理をしない”ことを前提に設計しています。

王道観光を楽しみたいなら伊勢神宮とVISON、子ども中心ならナガシマリゾート、雨の日なら鳥羽水族館、静かに癒やされたいなら御在所と湯の山温泉——というように、目的が明確になれば、行き先選びは自然と一本に絞れます。

目的別|三重の日帰り旅行おすすめ早見表

  • 定番も新名所も楽しみたい
  • 子どもを思いきり遊ばせたい
  • 雨でも快適に過ごしたい鳥羽水族館+真珠体験
  • 静かにリフレッシュしたい御在所ロープウェイ+湯の山温泉

また、日帰り旅行を成功させるうえで見落とされがちなのが、事前準備と当日の情報確認です。

チケットや体験を事前予約しておくだけで、当日の行動は驚くほどスムーズになります。

渋滞や混雑を完全に避けることは難しくても、「想定内」にしておけば、気持ちに余裕を持って対応できます。

失敗しにくい人が共通して意識していること

  • 行き先を詰め込みすぎない
  • 午前中にメイン観光を終わらせる
  • 帰りの時間をあらかじめ決めておく

これらは特別なテクニックではなく、少し意識を変えるだけで実践できることばかりです。

三重県は、日帰りでも「ちゃんと旅をした満足感」が得られる数少ないエリアです。

だからこそ、今の自分たちに合ったコースを選び、余白のあるスケジュールで楽しむことが、結果的に次の旅行への期待にもつながります。

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この記事を書いた人

「旅で人生を豊かに!」がモットー。編集者として、旅行先のリアルな情報やお得な旅のテクニックを日々調査・発信しています。あなたの旅を全力でサポートします!

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