【永久保存版】混雑知らずの贅沢旅へ:北海道の真の「隠れ家・穴場温泉宿」10選

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【永久保存版】混雑知らずの贅沢旅へ:北海道の真の「隠れ家・穴場温泉宿」10選

「たまには、人の少ない温泉で静かに過ごしたいね。」
そんな言葉が自然に出るのは、日々の喧騒から少し距離を置きたい証拠かもしれません。

北海道には、有名観光地から一歩離れた場所に、“本当の意味での隠れ家温泉”が点在しています。客室10室以下の小さな宿、湖畔や渓谷に佇む一軒宿、そして泉質自慢の秘湯——。

この記事では、混雑を避けつつ、上質な時間を過ごせる北海道の「穴場温泉宿」を厳選して紹介します。二人だけで、ただ静かに湯に浸かる贅沢を見つけてください。

目次

なぜ今、「穴場温泉」を選ぶ人が増えているのか?

本記事が選ぶ“真の穴場宿”3つの条件【静寂・少室数・上質な食】

北海道には数え切れないほどの温泉がありますが、その中でも「真の穴場」と呼べる宿は限られています。単に知名度が低いだけではなく、“訪れる人が少ないからこそ味わえる静寂と贅沢”がある宿こそ、本当の意味での隠れ家温泉です。私たちは、以下の3つの条件を基準に厳選しました。

1. 静寂を守る立地環境

大自然の中に佇み、観光地から一歩離れた場所にあること。
森に囲まれた渓谷や湖畔など、「音が少ない」空間が確保できる立地は、心からの休息を得るために欠かせません。夜は虫の声と風の音だけが響く──そんな場所で過ごす時間は、まさに非日常そのものです。

2. 客室10室以下の“プライベート空間”

客室数が少ないほど、宿全体に静けさが生まれます。
10室以下の宿はスタッフの目が行き届き、ゲスト一人ひとりに合わせた細やかなサービスが魅力。
また、露天風呂付き客室や貸切風呂がある宿では、他の宿泊者と顔を合わせることなく滞在でき、2人きりの時間を楽しめます。

3.地産地消を生かした上質な食事

本当に上質な宿は、食事にも手を抜きません。
北海道産の旬食材を使い、料理長が季節ごとに献立を変える“宿ならではの美食”を提供しています。
量より質を重視する宿では、ワインや地酒とのペアリングを楽しめるなど、まさに“大人の旅”を演出。

観光ラッシュの今こそ「静かに過ごす旅」に価値がある理由

近年、北海道は国内外からの観光客で賑わいを取り戻しています。札幌や函館などの人気エリアは、平日でも観光バスや外国人旅行者で混み合うことが多くなりました。
こうした状況の中で注目されているのが、「静寂を目的とした旅」です。

旅行トレンドデータによると、コロナ禍以降に増えたのは「人との接触を避け、自分たちだけで過ごす滞在」。つまり、“静けさそのもの”が新しい贅沢の基準になっています。
穴場温泉は、喧騒を避けながらもラグジュアリーな時間を過ごせる点で、このニーズにぴったりです。

こんな人におすすめ|喧騒を離れたいカップル・夫婦へ

穴場温泉は、ただ「空いている宿」ではありません。“心の余白”を取り戻すための場所です。
特にカップルや夫婦におすすめする理由は3つあります。

おすすめポイント
  1. 会話が自然に増える空間
    喧騒のない宿では、スマホを置いてゆっくり語り合える時間が生まれます。
    雪見露天でのんびりお酒を楽しむ時間は、まさに“二人だけの世界”。
  2. 記念日・誕生日旅行にも最適
    多くの隠れ宿では、記念日ディナーや貸切風呂プランなどの特典があり、サプライズ演出にも対応しています。静けさが非日常感を引き立て、思い出に残る旅になります。
  3. ストレスフリーな時間が持続する
    大浴場の混雑や食事会場の行列がないため、チェックアウトまで気疲れせずに過ごせます。まさに“何もしない贅沢”を叶える旅です。

客室10室以下の極上ステイ|道央・札幌近郊の隠れ家温泉

北海道の中心・札幌からわずか1〜2時間圏内にも、「本当は教えたくない隠れ宿」が点在しています。観光地としての利便性を保ちながらも、10室以下という限られた客室数で、まるで別荘に滞在しているかのような静寂を味わえるのが魅力です。

中でも「定山渓」「支笏湖」エリアは、アクセス・泉質・食事・景観のすべてが揃った“プライベートリゾート”の宝庫。ここでは、2人で過ごす贅沢な時間にふさわしい極上の宿を厳選して紹介します。

【定山渓・支笏湖】露天風呂付きヴィラで二人きりの贅沢時間

1. 奥札幌の秘湯 湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館

丸駒温泉旅館
奥札幌の秘湯 湖畔の宿 支笏湖 丸駒温泉旅館

支笏湖の北岸、原生林に抱かれた静寂の地に佇む「丸駒温泉旅館」は、創業100年以上の歴史を誇る老舗宿です。その魅力は、支笏湖の湖水とつながる“天然露天風呂”にあります。
湖面の水位によって湯の高さが変わる、まさに自然と一体化した温泉で、人工的な加温や循環を行わず、支笏湖の地底から湧き出す源泉をそのまま使用しており、北海道で最も自然に近い湯と称されています。

客室は本館・別館・新館に分かれていますが、なかでもおすすめはレイクビュー露天風呂付き客室「別館新館特別室」
窓を開ければ、支笏湖と樽前山の雄大な景色が一面に広がり、朝は鳥のさえずり、夜は満天の星が湯けむりに溶け込みます。
館内には展望浴場や湖畔露天もあり、どの湯からも支笏湖の穏やかな表情を楽しめます。
特に冬の「氷霜の露天風呂」は圧巻。白銀の世界に湯けむりが立ち上る光景は、まさに幻想的です。

食事は地産地消を基本に、支笏湖名物のチップ(ヒメマス)料理や、近郊の農家野菜を使用した懐石コース。
「派手さよりも、滋味深い味わい」を大切にしており、季節によってメニューが変わるため、何度訪れても飽きません。

特徴内容
所在地北海道千歳市 支笏湖温泉
客室数約55室(露天風呂付き特別室あり)
泉質ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉(美肌の湯)
効能神経痛・疲労回復・保湿
アクセス札幌中心部から車で約70分/新千歳空港から約40分

\ 支笏湖の秘湯で、湖と一体になる絶景露天を /

▶ 丸駒温泉旅館の宿泊プランを一休.comで見る

2. 支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣

支笏湖温泉 レイクサイドヴィラ翠明閣

支笏湖の湖畔にたたずむ「レイクサイドヴィラ翠明閣」は、全8室すべてがレイクビューのスイート仕様という、道内でも屈指のプライベートリゾートです。
支笏湖の透明な湖面と樽前山を望む絶景が広がり、四季ごとに変わる景色がまるで絵画のように映えます。

特に魅力なのは、全室に備えられた源泉かけ流しの露天風呂です。
湖を一望できるガラス張りの浴槽からは、朝は靄に包まれた幻想的な風景、夜は星空と月の光が水面に揺れる様子を堪能できます。周囲には他の宿や商業施設がなく、まさに“湖と二人だけの時間”を過ごせる非日常空間です。

館内は木と石を基調にしたモダンデザインで、どこを切り取っても上質な空間を感じられます。
夕食は、支笏湖産チップ(ヒメマス)のムニエルをはじめ「支笏湖フレンチ」と呼ばれる独創的なコース料理で、地元の魚介や旬の野菜をフレンチと和の技法で仕上げます。
料理長自らワインを選ぶペアリングコースも人気で、美食と静寂を同時に味わう時間が流れます。

特徴内容
所在地北海道千歳市 支笏湖温泉
客室数8室(全室露天風呂・レイクビュー)
泉質ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
効能美肌・疲労回復・保湿
アクセス札幌中心部から車で約70分/新千歳空港から約45分

\ 全室レイクビュー×大人限定の静寂ステイ /

▶ レイクサイドヴィラ翠明閣の宿泊プランを一休.comで見る

3. 美味しい宿 敷島定山渓別邸

敷島定山渓別邸

定山渓温泉の中心部から少し離れた静かな高台に位置する「敷島定山渓別邸」は、名前の通り“美味しい宿”をコンセプトにした全9室の隠れ家的お宿です。静けさと美食を両立した宿として、リピーターが多い一軒です。

客室には天然温泉の露天風呂を完備しており、お湯はやわらかい無色透明のナトリウム塩化物泉で、体の芯から温まり湯冷めしにくいのが特徴です。露天風呂からは四季の山々を望み、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪見風呂と、一年を通して異なる表情を見せます。

また、地元食材を中心に構成された季節替わりの会席料理は、“派手さよりも滋味深さ”を追求した逸品揃いで、肉・魚・野菜のバランスが絶妙で、料理長の繊細な技が光ります。
食事処は完全個室スタイルなので、他の宿泊客を気にせず二人だけの時間を過ごせるのも嬉しいポイントです。

特徴内容
所在地北海道札幌市南区 定山渓温泉西4丁目353
客室数9室(全室露天風呂付き)
泉質ナトリウム塩化物泉
効能冷え性・神経痛・疲労回復
アクセス札幌中心部から車で約50分

\ 全室露天×個室会席で味わう“静寂の美食宿” /

▶ 敷島定山渓別邸の宿泊プランをじゃらんで見る

4. 雨ノ日と夕やけ

雨ノ日と夕やけ

定山渓の奥、森に抱かれるように佇む「雨ノ日と夕やけ」は、全6室の小さなオーベルジュです。その名の通り、“雨の日も夕焼けの時も美しい時間を過ごしてほしい”という想いが込められた宿です。

館内は、木とアースカラーを基調にしたシンプルモダンな空間で、各客室には源泉かけ流しの半露天風呂を備え、窓を開けると木々の香りがふわりと漂います。自然の音に耳を傾けながら湯に浸かる時間は、まるで森の中のプライベートスパ。

料理は地元食材にこだわった創作フレンチで、旬の野菜やハーブ、近郊の魚介を使ったコースは、見た目にも美しく、まるでアートのようです。ワインとのペアリングも楽しめ、「食べるために泊まる宿」として料理目当ての宿泊客も多いのが特徴です。

特徴内容
所在地北海道札幌市南区 定山渓温泉西4丁目372
客室数6室(全室半露天風呂付き)
泉質ナトリウム塩化物泉
効能美肌・神経痛・疲労回復
アクセス札幌中心部から車で約60分

\ 森とアートに包まれる、静寂のデザイン宿へ /

▶ 雨ノ日と夕やけの宿泊プランを一休.comで見る

5. ピリカレラホテル(白老)

ピリカレラホテル

白老の森の中にひっそりと佇む「ピリカレラホテル」は、“北海道の自然とアートが融合する宿”として国内外のゲストから注目を集めています。全10室のスイートはそれぞれ異なるデザインで、木の香りと静寂に包まれた贅沢な空間です。

最大の特徴は、アイヌの文化や自然の循環をテーマにした独自の世界観。ロビーには現代アートが並び、まるで美術館に滞在しているかのようです。また、温泉は自家源泉のモール泉で、琥珀色の湯が肌を包み込み、“化粧水いらずの美肌の湯”として知られています。

夕食は、和とフレンチを融合させた創作懐石で、地元・白老牛や噴火湾産の魚介を使い、器から盛り付けまで芸術的なセンスが光っており、料理長自らが料理説明をしてくれる演出も特別感を高めます。

特徴内容
所在地北海道白老郡白老町字北吉原300-2
客室数10室(全スイート/一部露天風呂付き)
泉質モール温泉(植物性有機質温泉)
効能美肌・保湿・冷え性改善
アクセス札幌中心部から車で約90分/新千歳空港から約70分

\ アートと自然が調和する、森のラグジュアリーホテル /

▶ ピリカレラホテルの宿泊プランを一休.comで見る

【阿寒・白老・富良野】美食と自然を愉しむ大人のオーベルジュ温泉宿

道東・道北エリアには、「静寂×美食×自然体験」をテーマにしたオーベルジュタイプの宿が点在しています。
ここでは、地産地消の料理と、わずかな客室で“時間が止まるような滞在”を提供する宿を紹介します。

1. 湯宿だいいち(中標津町・養老牛温泉)

湯宿だいいち

釧路湿原の北、養老牛(ようろううし)の大自然に包まれた一軒宿「湯宿だいいち。その名を聞くだけで、温泉好きなら“北海道の秘湯”を思い浮かべる名宿です。

ここでは、森の中を流れる渓流に面した露天風呂が名物。特に人気なのが、野生のエゾシカやキタキツネが姿を見せる「渓流露天風呂」です。夜は満天の星、朝は川霧が立ちこめる幻想的な風景が広がり、自然と湯が一体化したような体験ができます。

泉質はナトリウム塩化物泉で、身体を芯から温める“湯治の湯”。お湯はすべて源泉かけ流しで、内湯・露天・足湯など多彩な湯船が楽しめます。
料理は地元食材をふんだんに使った会席料理で、川魚や山菜、放牧牛など、北海道の恵みをそのまま食すような味わいです。

特徴内容
所在地北海道標津郡中標津町 養老牛518
客室数約30室(和洋室・露天付きあり)
泉質ナトリウム塩化物泉(源泉かけ流し)
効能冷え性・神経痛・疲労回復
アクセス釧路空港から車で約2時間/中標津空港から約40分

\ 渓流沿いに湯けむり立つ、野趣あふれる秘湯宿 /

▶ 湯宿だいいちの宿泊プランをじゃらんで見る

2. ワッカヌプリ(白老)

ワッカヌプリ

白老の森と海を見下ろす丘の上に建つ「ワッカヌプリ」は、“自然と共に生きるオーベルジュ”をテーマにした全7室の隠れ宿です。アイヌ語で“水の山”を意味するその名の通り、周囲には清流と森が広がり、まるで時間が止まったような静けさが漂います。

館内はガラスと木を融合させた洗練デザイン。全室が天然温泉付きスイートで、海と森の両方を望む絶景露天風呂が魅力です。風呂上がりには、ラウンジで無料ワインやコーヒーを楽しめる“オーベルジュらしいおもてなし”も人気。

食事は白老牛や地元野菜、噴火湾の魚介を使った創作フレンチ。一皿ごとに「北海道の季節」を感じられるコース構成で、料理目的で訪れるリピーターも多い宿です。

特徴内容
所在地北海道白老郡白老町字竹浦121-8
客室数7室(全室温泉付きスイート)
泉質ナトリウム塩化物泉
効能美肌・冷え性・神経痛
アクセス新千歳空港から約70分/札幌から約90分

\ 白老の森と海を望む、大人のオーベルジュステイ /

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3. 旅庭 群来(小樽市)

旅庭 群来

旅庭 群来(くき)」は、小樽の海辺にひっそりと佇む全室スイート・全室源泉露天付きのラグジュアリーオーベルジュです。“旅人が庭のようにくつろげる場所を”という思いから生まれた、北海道屈指の隠れ宿です。

館内は和モダンを基調にした落ち着きある空間で、全6室すべてが海を望むオーシャンビューで、客室露天風呂からは、沈む夕日と漁火が織りなす幻想的な光景が広がります。泉質は弱アルカリ性単純泉で、肌あたりがやわらかく、美肌効果も抜群です。

食事は、北海道の旬の恵みを生かした創作会席。中でも“余市の魚介とワイン”のペアリングは絶品で、地元の食文化を贅沢に味わえます。ワインセラーにはソムリエ厳選のボトルが並び、滞在の質を一層高めてくれます。

特徴内容
所在地北海道小樽市祝津3丁目282
客室数6室(全室露天風呂付きスイート)
泉質単純泉(弱アルカリ性)
効能美肌・疲労回復
アクセス札幌中心部から約50分/新千歳空港から約90分

\ 海を望む全室スイート×美食オーベルジュの極み /

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4. 十勝川モール温泉 清寂房(音更町)

清寂房

十勝平野を一望する高台に位置する「清寂房(せいじゃくぼう)」は、世界的にも希少な植物性モール温泉の源泉かけ流し宿です。“清らかで静かな時間”を意味する名の通り、館内はどこを歩いても静寂が流れ、まるで別世界。

全8室すべてが露天風呂付きスイート仕様で、眼下に広がる十勝の田園と空の広がりを眺めながら湯浴みが楽しめます。泉質は琥珀色のモール泉で、肌にまとわりつくようなとろみのある湯は保湿力が高く、“天然の化粧水”とも呼ばれています。湯上がり後は肌がしっとりし、女性からのリピート率が高いのも頷けます。

夕食はフレンチ懐石スタイルで、十勝産の牛や野菜、チーズ、ワインを中心に構成されたコースは、素材の香りと旨味を最大限に引き出しています。

特徴内容
所在地北海道河東郡音更町十勝川温泉南15丁目1
客室数8室(全室露天風呂付き)
泉質植物性モール泉(源泉かけ流し)
効能美肌・冷え性・疲労回復
アクセス帯広駅から車で約20分/札幌から約3時間

\ 美肌のモール泉×静寂スイートで満たされる休日 /

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5. 芽登温泉ホテル(足寄町)

芽登温泉ホテル

大雪山のふもと、原生林に囲まれた渓流沿いに建つ「芽登温泉ホテル」。1913年創業という北海道でも屈指の歴史を持つ、“山の奥の秘湯宿”です。

一番の魅力は、渓流に面した大露天風呂。岩風呂からは川のせせらぎが間近に聞こえ、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、自然がまるごと浴槽の一部になります。
泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩泉で、肌にやさしく疲労回復効果も高い名湯で、100年以上変わらぬ源泉かけ流し方式を守り続けています

客室は全10室と小規模ながら、2020年以降にリニューアルされ、木の温もりを感じる和モダン空間が広がります。食事は山菜・川魚中心の素朴な郷土料理で、派手さはないが滋味深い味わいが特徴で、“華やかさよりも本物の温泉体験を”という宿の姿勢が伝わります。

特徴内容
所在地北海道足寄郡足寄町芽登2979
客室数10室
泉質ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉
効能神経痛・筋肉痛・疲労回復
アクセス帯広駅から車で約2時間30分/旭川から約3時間半

\ 原生林に包まれた渓流露天で味わう、静寂の秘湯時間 /

▶ 芽登温泉ホテルの宿泊プランをじゃらんで見る

泉質マニアも唸る!“通が選ぶ”北海道の秘湯5選

北海道は“温泉王国”として知られていますが、その中でも泉質の個性が際立つ「秘湯」は、まさにマニア垂涎。
美肌効果・疲労回復・冷え性改善など、効能面で評価の高い湯が多く、なかには“世界でも数カ所しかない泉質”を持つ場所もあります。
ここでは、泉質の特徴・体感・ロケーションの3軸から、“通”が選ぶ価値ある秘湯を厳選して紹介します。

世界でも希少な「油分を含む湯」:豊富温泉(稚内市)

日本最北端・稚内市にある豊富温泉は、「石油分を含む温泉」として世界的にも極めて珍しい存在です。
湯面には天然の油膜が浮かび、湯口からは石油に似た香りが漂いますが、これは地下深くの堆積層に含まれる天然有機物によるもの。

この油分が肌に薄い皮膜を作るため、乾燥肌・アトピー・神経痛などに効果があるとされています。湯のぬめりは少なく、体にじんわり浸透するような感覚が特徴。地元では「薬湯」と呼ばれ、長期滞在の湯治客も多いのが特徴です。

特筆すべきは、その湯治文化。周辺の宿泊施設では“連泊プラン”や“湯治滞在専用棟”が整備され、長く滞在する人々の交流が生まれています。

特徴内容
泉質含油弱食塩泉
効能皮膚疾患・冷え性・神経痛
温度約47℃(源泉)
雰囲気昭和レトロ×静寂の湯治宿が点在

釘を溶かすほどの強酸性!希少な火山性特有の湯:川湯温泉(弟子屈町)

阿寒摩周国立公園内に位置する川湯温泉は、pH1.6という強酸性の硫黄泉です。鉄を数日で錆びさせるほどの酸性度で、“釘を溶かす湯”と称されることもあります。
この酸性湯は、肌の角質を除去して新陳代謝を促すデトックス効果があり、美肌の湯としても人気。

湯船に浸かるとピリッとした刺激を感じますが、それが「効いている証拠」です。肌が引き締まり、湯上がりはまるで温泉エステを受けたようなツルスベ感が得られます。
また、湯けむりが立ちこめる温泉街全体が硫黄の香りに包まれており、“温泉の町そのもの”という雰囲気が魅力です。

特徴内容
泉質酸性硫黄泉(pH1.6)
効能美肌・殺菌・疲労回復
温度約49℃(源泉)
雰囲気硫黄の香りと湯けむりの温泉街

北海道で最初期に指定された国民保養温泉地:カルルス温泉(登別市)

カルルス温泉は、明治時代から「湯治場」として知られる名湯で、北海道で最初に国民保養温泉地に指定された歴史ある温泉地です。

登別温泉から車で20分ほどの距離ながら、観光客が少なく、その泉質は、無色透明で肌にやさしい弱アルカリ性単純泉なので刺激が少なく、長湯しても疲れないのが特徴です。また、体の芯まで温まり、湯冷めしにくいことから“長寿の湯”とも呼ばれています。

観光地の喧騒を離れ、ただ静かに湯に浸かる。そんな“原点の温泉体験”を味わえるのがカルルスの魅力です。

特徴内容
泉質単純泉(pH7.6)
効能神経痛・関節痛・冷え性
温度約55℃(源泉)
雰囲気山間に佇む静寂の湯治宿エリア

開発が制限された大雪山国立公園の湖畔の一軒宿:然別湖畔温泉(鹿追町)

然別湖畔温泉は、北海道で唯一“完全な自然湖”に面した温泉宿があるエリア。大雪山国立公園内という立地から、開発が厳しく制限されており、湖畔には「然別湖畔温泉ホテル風水」ただ一軒のみが建っています。
ここでは、湖と山に抱かれた静寂の中で、湖面を望む露天風呂を楽しめます。

泉質は重曹泉(ナトリウム炭酸水素塩泉)で、肌の古い角質を落とし、「美肌効果」や「すべすべ感」が高いと評判。
冬には湖面が凍結し、期間限定で「然別湖コタン」という氷上露天風呂がオープンします。氷の壁に囲まれた露天は幻想的で、SNSでも人気。

特徴内容
泉質ナトリウム炭酸水素塩泉
効能美肌・疲労回復・保湿
温度約40℃〜45℃
雰囲気湖畔に佇む唯一の宿/冬は氷上露天も開催

北海道最高所(標高約1050m)に湧く登山客向け秘湯:十勝岳温泉(上富良野町)

標高約1050m、北海道で最も高所にある温泉地・十勝岳温泉。その泉質は、酸性硫黄泉×鉄泉の混合泉で、温泉地ごとに異なる湯色を見せます。
赤茶色・乳白色・透明と変化する湯は、火山性の地質によるミネラルの影響で、“1湯で3度楽しめる”とマニアの間で人気。

特に「凌雲閣」は、雲海を望む露天風呂として有名で、早朝には十勝岳連峰から昇る朝日を湯船から眺めることができ、季節によっては雲の上に浮かぶような絶景が広がります。
また、登山口がすぐ近くにあるため、“登山後のご褒美温泉”としても人気があります。

特徴内容
泉質酸性硫黄泉・鉄泉
効能疲労回復・血行促進・美肌
温度約1050m(北海道最高所)
雰囲気雲海と山々に囲まれた天空の湯

アクセスで選ぶ|北海道「穴場温泉」エリアマップ

広大な北海道では、温泉地の距離感が旅の満足度を左右します。
特に「静かに過ごしたい」と考える人にとって、アクセスのしやすさと“混雑しない立地”のバランスが大切です。
ここでは、札幌からの距離を軸に、気軽に行ける週末温泉から、数時間かけて訪れる価値のある秘湯まで、3つのタイプに分けて紹介します。
地図や移動時間を意識した構成にすることで、旅行計画が立てやすくなります。

【札幌から1時間圏内】週末でも静かに過ごせる温泉スポット

仕事帰りや週末の小旅行にも最適なのが、札幌から車で1時間圏内の温泉地です。このエリアの魅力は、「都市近郊なのに、自然と静寂が両立している」点。
観光客で賑わう登別やニセコとは違い、定山渓・支笏湖・小金湯などは“知る人ぞ知る静かな滞在”ができます。

代表的な温泉エリア
温泉地所在地特徴おすすめ宿
定山渓温泉札幌市南区豊平川沿いの静寂な渓谷椿邸・敷島定山渓別邸
支笏湖温泉千歳市全室レイクビューの宿が多いレイクサイドヴィラ翠明閣
小金湯温泉札幌市南区札幌中心部から約40分まつの湯旅館・湯元小金湯

アクセスが容易なため、平日や週末1泊の“リフレッシュ旅”にぴったり。冬は雪見露天、夏は森林浴と四季の表情も豊かで、カップル旅行にも好評です。
混雑を避けたい場合は、金曜夜〜土曜午前チェックインが狙い目です。

【車で2〜3時間】道東・道北の“本物の秘湯”へ行く旅ルート

時間をかけても行く価値があるのが、道東・道北エリアの“本物の秘湯”です。
阿寒・弟子屈・稚内・富良野など、自然の奥深くにある温泉地は、アクセスが難しい分、静寂と圧倒的な非日常が待っています。
観光開発が進んでいないため、自然そのままの景観・泉質・宿の個性を楽しめるのが魅力です。

主要ルートと温泉分布図(車移動目安)
出発地 → 目的地所要時間おすすめ宿
札幌 → 富良野約2時間30分TAPKOP・ワッカヌプリ
札幌 → 阿寒湖約3時間30分阿寒湖温泉 鶴雅ウイングス
旭川 → 十勝岳温泉約1時間20分凌雲閣
稚内 → 豊富温泉約1時間川島旅館

道東方面の温泉地は、国立公園内や湖畔など自然景観に恵まれた立地が多く、泉質も全国的に希少。
途中のドライブルートも魅力的で、富良野の花畑や摩周湖展望台など、「温泉+観光+グルメ」の三拍子が揃います。
また、アクセスが不便なため、1泊ではなく
2泊3日以上の滞在型旅行
がおすすめです。

知る人ぞ知る野湯(天然露天)体験|無料で楽しむ大自然の湯

北海道の温泉文化を語る上で欠かせないのが、「野湯(のゆ)」の存在。
野湯は、自然の中に湧き出した温泉をそのまま利用した“無料の天然露天風呂”で、地元の人や温泉ファンの間で密かに人気を集めています。 入浴施設というより、まさに「自然と一体化する体験」。

開放感と非日常感が格別で、“温泉の原点”を味わえるスポットとして注目されています。

代表的な野湯スポット
野湯名エリア特徴
二股ラジウム温泉長万部町放射能泉×石灰の地形美
知床熊の湯羅臼町地元民が守る共同湯、混浴
東大雪ぬかびら源泉郷上士幌町川辺に湧く天然露天、アクセス難易度高
ニセコ大湯沼倶知安町硫黄香る沼地温泉、温度注意

ただし、野湯は自然環境下にあるため、利用マナーと安全対策が必須です。
・ぬかるみ・転倒に注意(滑りやすい)
・一般の入浴施設ではないため着替え場所なし
・ゴミ・シャンプー等の使用は禁止
・混浴エリアでは節度を守る

失敗しない!穴場温泉の予約・滞在を成功させるコツ

混雑を避けるならいつ行く?おすすめの時期と曜日

穴場温泉といえども、タイミング次第では混雑します。“静寂を楽しむ旅”を叶えるには、訪問時期の見極めがカギ
特に北海道の場合、観光シーズンと閑散期の差が大きく、狙い目を知るだけで宿泊料金や体験価値が大きく変わります。

年間の混雑・価格傾向(北海道温泉の例)

時期状況平均宿泊単価目安狙い目度
1〜2月積雪期、観光少なめ◎ 約20,000円〜
3〜4月春休み・GW前で変動期△ 約25,000円〜
5月上旬(GW)混雑ピーク× 約35,000円〜
6〜7月花・新緑シーズンで人気上昇○ 約28,000円〜
8月夏休み+観光客増△ 約30,000円〜
9〜10月紅葉シーズンで予約殺到× 約32,000円〜
11〜12月オフシーズン◎ 約20,000円〜

最も静かでコスパが良いのは、1〜2月、11〜12月の平日。
雪見露天風呂や凍結した湖畔温泉など、この時期にしか見られない絶景も多く、宿泊単価が2〜3割下がる傾向にあります。逆にGW・お盆・紅葉期は、数ヶ月以上前からの予約が必須です。

平日(月〜木):宿泊料金が最大30%安い/貸切風呂・露天が空いている
・金曜宿泊→土曜チェックアウト:混雑回避×週末気分が両立できるベストパターン
・日曜宿泊→月曜休み:静寂度が最も高く、宿泊費も格安

【比較表あり】一休・ゆこゆこ・じゃらんの使い分けガイド

予約サイトにはそれぞれ得意分野があります
“高級宿”“温泉特化”“コスパ重視”のどれを優先するかで選ぶサイトを変えるだけで、同じ宿でも最大5,000円以上の差が出ることもあります。
ここでは代表的な3サイトを比較し、読者が迷わず最適ルートを選べるよう整理しました。

主要予約サイト比較表(2025年版)

項目一休.comゆこゆこじゃらんnet
得意ジャンル高級・隠れ宿・小室数宿温泉特化・湯治宿総合型(宿+観光+クーポン)
割引制度即時ポイント最大10%電話予約割ありポイント+クーポン併用可
特典限定プラン/スイート割直前割/平日割早割・地域クーポン
対象層カップル・夫婦・贅沢派温泉好き・シニア層ファミリー・観光派
UI /検索性◎写真・レビューが高品質○シンプルで探しやすい◎エリア検索が詳細
特徴まとめ静寂・高級宿探しに最適温泉好き向け情報が豊富旅行+体験プランも豊富

最安&特典付きで予約するコツ

宿泊料金は、検索タイミングや予約経路によって大きく変動します。「早割・直前割・限定特典」を活用すれば、同じ宿でも2人で最大1万円以上お得になることもあります。ここでは、具体的な節約術と注意点を紹介します。

3ステップで最安値を狙う方法

STEP
一休.comで宿をリスト化

高級・少室数宿は一休が最も情報精度が高い。
「お気に入り登録」すると、限定割プランが出たときに通知が届く。

STEP
ゆこゆこの“直前割”をチェック

キャンセル発生で急遽空いた客室が半額近くになることも。
“湯治プラン”は連泊前提のため、宿泊単価を抑えやすい。

STEP
じゃらんの地域限定クーポンを併用

北海道限定の宿泊クーポン(例:5,000円OFF)が不定期配布。
クーポン+ポイント+平日割を組み合わせると最安値が狙える。

さらに得する裏技
  • 旅行日前日の“価格リロード”:宿によっては直前に再値下げされることも
  • メルマガ登録で非公開プランGET:一休の「シークレットプラン」限定価格は要チェック
  • 複数サイトで価格保証比較:最安保証付きの宿は、一休で「ベストレート保証マーク」を確認

まとめ|北海道の穴場温泉で、誰にも邪魔されない至福の時間を

静寂と自然に包まれる北海道の穴場温泉は、単なる宿泊体験ではなく、“自分を取り戻す時間”を与えてくれます。
都市の喧騒を離れ、雪景色や湖畔、渓流の音と共に湯に浸かる──そんな非日常は、訪れた人だけが感じられる贅沢です。

一方で、客室10室以下の隠れ宿や湖畔の一軒宿は、予約が早期に埋まりやすいのも事実。
理想の宿を見つけたら、迷わず早めのチェックが賢明です。
また、平日や冬季を狙えば、同じ宿でも静けさと価格の両方を得られるチャンスが広がります。

北海道の温泉は、泉質・景観・静寂すべてが特別。
“誰にも邪魔されない2人だけの時間”を叶える旅を、今こそ計画してみませんか?

【永久保存版】混雑知らずの贅沢旅へ:北海道の真の「隠れ家・穴場温泉宿」10選

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この記事を書いた人

「旅で人生を豊かに!」がモットー。編集者として、旅行先のリアルな情報やお得な旅のテクニックを日々調査・発信しています。あなたの旅を全力でサポートします!

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