旅行の費用を大きく左右するのが「航空券の予約タイミング」です。同じ路線・同じ日程でも、購入する時期によって価格差は1万円以上になることも珍しくありません。
「いつ予約すれば一番安いの?」「直前セールは本当にお得?」――そんな疑問を解消するために、本記事では国内線・国際線それぞれのベストな予約時期・曜日・時間帯を徹底解説します。
さらに、LCCと大手航空会社(JAL・ANA)の価格変動の違いや、旅行目的別の最適な購入戦略、見落としがちな手数料・燃油費なども整理。
最後には、すぐ実践できる比較サイトや割引テクニックも紹介します。「安く・安心して」航空券を手に入れたい方に向けた、保存版ガイドです。
最安値で航空券を予約する「4つの鉄則」|今すぐ使える買い時ルール
航空券を安く予約するには「予約タイミング・曜日・時間・時期」の4軸を意識することが重要です。
鉄則1【タイミング】:国内線は2〜3ヶ月前・国際線は4〜8ヶ月前が最安値
航空券の価格は常に変動していますが、安く買うためには「予約のタイミング」が最重要です。
多くの旅行者が誤解しているのは、「早ければ早いほど安い」という思い込み。
しかし、実際には航空会社が設定する販売・需要カーブに沿って価格が動くため、最適な予約時期を狙うことが節約の鍵になります。
国内線
国内線では、多くの航空会社(ANA・JAL・Peachなど)が出発の2〜3ヶ月前に「早割」や「スーパーバリュー」などの割引運賃を投入します。
このタイミングで予約することで、定価より20〜40%安く購入できることも珍しくありません。
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国際線
国際線は、旅行計画を早めに立てる人が多いため、安値が出やすいのは4〜8ヶ月前。
特にLCC(格安航空会社)は、シーズン前のキャンペーンや新路線開設時にセールを行うことが多く、航空会社公式サイトや比較サイトの価格アラート機能を活用するとチャンスを逃しません。
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| 最安値の狙い目時期 | 平均割引率(目安) | |
|---|---|---|
| 国内線 | 出発の2〜3ヶ月前 | 約20〜40%OFF |
| 国際線 | 出発の4〜8ヶ月前 | 約25〜50%OFF |
鉄則2【曜日】:航空券が安くなるのは「火・水」出発&予約|週末より最大20%安い
航空会社の内部システムでは、週末(金〜日曜)に予約が集中し、平日(火・水曜)は需要が減る傾向にあります。
そのため、同じ路線でも火曜日・水曜日出発の便は平均15〜20%安いことが多いのです。
また、予約する曜日にも法則があります。多くの航空会社では月曜夜〜火曜早朝にかけて空席状況を調整し、新しい割引枠を開放します。
つまり、「火曜日の午前中」に予約を入れると、他の曜日よりもお得な運賃を見つけやすくなるのです。
東京〜札幌便の平均価格(目安)を曜日別に比較すると、以下のような差が見られます。
| 出発曜日 | 平均運賃(ANA) | 平均運賃(Peach) |
|---|---|---|
| 月曜 | ¥1万3,800 | ¥7,500 |
| 火曜 | ¥1万1,200 | ¥6,200 |
| 水曜 | ¥1万1,400 | ¥6,400 |
| 金曜 | ¥1万5,000 | ¥8,800 |
鉄則3【時間帯】:深夜0〜5時の価格更新タイムを狙え|一晩で値下がりする理由
航空券の価格は、1日の中でも変動します。
特に注目すべきは深夜0時〜早朝5時。この時間帯は、航空会社のシステムが日次リセットを行うため、キャンセル分の座席が再販売され、価格が一時的に下がることがあります。
多くの利用者が寝ている時間帯に価格がリフレッシュされるため、競争が少なく、早朝に検索した人だけが「ひと晩で数千円安くなった」航空券を見つけるケースも珍しくありません。
さらに、比較サイトやアプリの価格通知機能(アラート機能)を設定しておくことで、価格が下がった瞬間に通知を受け取れます。
- 0:00〜5:00:最安値が出やすい(システム更新・キャンセル座席の再販)
- 6:00〜11:00:通常価格
- 18:00〜22:00:高騰しやすい(予約が集中しやすい時間帯)
鉄則4【時期】:航空券が安い月は?1月・6月・11月の「閑散期」を狙うのが正解
年間を通して航空券が安くなる時期を知っておくと、旅費を大きく節約できます。
ポイントは、「旅行需要が落ちる時期=価格が下がる時期」を狙うこと。一般的に、航空券が最も安くなるのは1月(正月明け)・6月(梅雨時)・11月(紅葉シーズン前)の3ヶ月です。
上記の時期は旅行需要が一段落し、航空会社が空席を埋めるためにセールを実施することが多いです。特にLCCでは、「初売りセール」「サマーセール」「秋旅キャンペーン」などが集中します。
- 1月中旬〜2月:年末年始明けで需要減、最安値になりやすい
- 5月中旬~6月:GW明けで需要減、梅雨で旅行控え
- 11月:年末前の空白期で値段が下がる傾向、穴場時期
一方、GW・お盆・年末年始は最も高くなるため、この期間を避けて旅行を計画するだけでも、同じルートで2〜3万円安くなることも。
航空券の価格が安くなるタイミングはどう決まる?仕組みを解説
なぜ同じ航空券で価格が変わる?「レベニューマネジメント」の基本を知ろう
「レベニューマネジメント」とは?
航空券の値段が頻繁に変わるのは、「レベニューマネジメント」という価格管理の仕組みがあるからです。
これは航空会社が1便あたりの収益を最大化するために、空席状況や需要に応じて価格を変動させる戦略です。
つまり、単に早く予約する人が得をするわけではなく、需要予測に基づいた「価格の波」を読むことが重要になります。
たとえば100席の航空機を運航する場合
最初の20席は早期予約向けの割引価格(例:¥9,800)で販売し、次の30席は通常価格(¥12,000)、残りの50席は直前予約客向けに割高価格(¥18,000)に設定する……といった段階的な価格構成が行われます。
価格変動の仕組み
航空会社はAIを使って過去データや天候、祝日カレンダーなども分析し、最も利益が出るよう価格を自動調整しています。
そのため、同じ便でも「昨日より今日のほうが3,000円安い」といった現象が起こるのです。消費者としては、この「価格変動の波」を味方につけることが節約のコツ。
Skyscanner、エクスペディアといった航空券比較サイトで価格推移を定期的にチェックしたり、アラート機能を使って下がったタイミングを狙うのが有効です。
| 空席率 | 平均価格 | 販売状況 |
|---|---|---|
| 80〜100%空席 | ¥9,800〜¥10,500 | 早割運賃で安く販売 |
| 50〜79%空席 | ¥12,000〜¥14,000 | 通常価格帯 |
| 20〜49%空席 | ¥16,000〜¥18,000 | 需要増で徐々に値上げ |
| 〜19%空席 | ¥20,000以上 | 直前需要で高騰 |
LCCとJAL・ANAで違う!航空券の値動きロジックを比較
航空券の値動きには、LCC(格安航空会社)とレガシーキャリア(JAL・ANAなど)で大きな違いがあります。
どちらを選ぶかで「最適な予約タイミング」も変わるため、この違いを理解しておくことが節約の第一歩です。
LCC(格安航空会社)の特徴
LCCは「早く買うほど安い」が基本です。運賃の大半が「早期販売型ダイナミックプライシング」で、販売開始直後が最安値になります。
特にPeach、Jetstar、ZIPAIRなどでは、新路線発表や季節ごとのセール(例:「春旅セール」「年末スーパーセール」)を定期的に実施。
販売初日(多くは午前0時〜3時)のアクセス集中タイムを狙えば、片道数千円単位の値引きが得られることもあります。
JAL・ANAなどのレガシーキャリアの特徴
JALやANAなどの大手航空会社は、LCCと異なり「出発2〜3ヶ月前」が安くなる傾向。
この時期に「タイムセール」「スーパーバリュー」などの早期割引運賃を投入します。
座席指定や手荷物料金が含まれている分、LCCより表面上の価格は高く見えますが、総額では差が小さいこともあります。
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直前に高騰する理由は?「1週間前」と「1ヶ月前」の価格上昇ポイント
多くの人が「もう少し待てば安くなるかも」と思って予約を先延ばしにしますが、航空券には「急激に値上がりする時期」が存在します。
特に注意すべきは、出発の1ヶ月前と1週間前。この2つの時期を境に、価格は平均で15〜40%上昇します。
なぜ出発の1ヶ月前と1週間前に値上がるのか?
出発の1ヶ月前と1週間前に値上がりする理由は、航空会社が「需要の確定段階」に入るからです。
1ヶ月前は、団体旅行やツアー枠が確定し、一般販売分の残席が減少。航空会社は「残席=プレミアム席」と判断し、単価を引き上げます。
さらに1週間前になると、ビジネス客や急な出張・帰省需要が発生し、「高くても買う層」が増えるため、価格が一気に高騰します。
| 予約時期 | 平均価格変動 | 傾向 |
|---|---|---|
| 出発2〜3ヶ月前 | 最安値 | 早割・プロモ適用期間 |
| 出発1ヶ月前 | +約20% | 通常価格帯 |
| 出発1週間前 | +約40% | 出張・緊急予約需要で急上昇 |
| 出発前日 | +約60% | 当日購入は定価扱い |
なお、直前に安くなる「ラストミニット割」は、座席が大量に余っている便に限られる“例外的状況”と言えます。一般路線では、待つほど損をするケースの方が圧倒的に多いのが現実です。
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【目的別】あなたに合う航空券予約タイミングと節約術
家族旅行・長期休暇なら「早期割引+キャンセル保険」で安心&お得
家族旅行で最も避けたいのは、「高い時期に買ってしまうこと」と「急な予定変更によるキャンセル損失」です。
家族連れの航空券は枚数が多いため、1人あたりの差が数千円でも、合計で数万円の違いになります。
このタイプの旅行では、「早期割引」+「キャンセル保険付きプラン」を組み合わせるのが最も効率的です。
ポイント1:2〜3ヶ月前の“早割期”を逃さない
JALやANAの「スーパー先得」「スーパーバリュー」は、2〜3ヶ月前に発売され、最大で通常運賃より40%以上安くなります。
LCCでもPeachやJetstarが同時期にセールを開催することが多く、比較サイトで同時検索すると大幅なコスト削減が可能です。
ポイント2:キャンセル保険をつけて“家族旅行の安心”を確保
家族旅行では、体調不良や学校行事などで予定変更が起きやすいのが実情。
もしもに備えて、キャンセルサポート付きプランを利用すると安心です。航空券のキャンセル料や変更手数料を最大100%まで補償してくれます。
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ビジネス・予定変更が多い人は「フレックス運賃」でリスク回避
出張や急なスケジュール変更が多い人にとって、航空券の「柔軟性」は何より重要です。
最安値の早割チケットは確かに安いですが、「変更不可」「払い戻し不可」が多く、予定変更が入ると結果的に損をすることもあります。
そこでおすすめなのが、フレックス運賃(変更可能運賃)を活用する方法です。
ポイント1:フレックス運賃は高く見えて“結果的に得”
フレックス運賃(ANA「Flex」やJAL「普通運賃」)は一見高く見えますが、変更無料・キャンセル可という強みがあります。
直前でのスケジュール変更が想定される場合、早割で買って再予約するよりも、トータルではフレックス運賃の方が安く済むケースが多いのです。
ANAやJALは、無料で予約変更できる一方、PeachなどのLCCでは変更手数料が発生するため注意
ポイント2:ビジネス客向けの“航空券+ホテル”プランも狙い目
ビジネス利用者向けに、エクスペディアや楽天トラベルでは「出張割」「法人プラン」を展開しています。
これらはキャンセル無料+宿泊セットで割引されるため、費用面と柔軟性のバランスが優秀です。
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海外旅行は「オフシーズン+早期予約」で最大40%OFFも可能
海外旅行の航空券は、出発の4〜8ヶ月前が最も安くなる傾向があります。
さらに狙い目は、旅行先ごとの「オフシーズン」。この2つを掛け合わせることで、最大40%以上の節約が可能になります。
ポイント1:目的地別のオフシーズンを把握する
海外では「観光客が減る季節=航空券が安い季節」です。
たとえばヨーロッパなら冬(1〜2月)、ハワイは雨期の3〜4月、東南アジアはスコール期の5〜6月が狙い目です。
| 行き先 | オフシーズン | 平均割引率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ハワイ | 3〜4月、10〜11月 | 約30〜40%OFF | 雨期だが観光は可能 |
| ヨーロッパ | 1〜2月 | 約35%OFF | 航空券最安期 |
| 韓国・台湾 | 5〜6月 | 約25%OFF | 梅雨期・旅行客減 |
| 東南アジア | 6〜9月 | 約30%OFF | スコール期で安定 |
ポイント2:航空券+ホテルのパッケージでさらに節約
予約サイトが提供するパッケージを活用すれば、交通費+宿泊費をまとめてお得に予約できます。
例えば、エクスペディアやTrip.comでは、航空券とホテルを同時予約することで合計10〜20%割引が適用されます。
海外旅行は宿泊費が高額になりがちなため、このパッケージ割は非常に効果的です。
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直前割を狙うなら?成功率を上げる“ラストミニット戦略”
「出発直前に安い航空券を狙いたい」という人も多いですが、実はこの戦略にはリスクと条件があります。
安く買えるのは“残席が余っている便”に限られるため、全ての路線で成功するわけではありません。
しかし、条件を理解して動けば、直前でもお得なチケットを取ることは可能です。
ポイント1:狙うべきは“平日・昼便・中距離路線”
週末や人気時間帯(朝・夜)は埋まりやすいため、直前割は出にくい傾向。
代わりに、平日発の昼便・地方空港発着・中距離路線(東京⇔福岡・札幌など)では、前日〜3日前でも空席放出が起こりやすいです。
ポイント2:比較サイトの「直前セール」専用ページを活用
SkyscannerやTrip.comでは、「ラストミニット特集」という直前割ページがあります。
ここで空席状況をリアルタイムで確認できるため、短期間で複数の便を比較可能。
LCCの場合、キャンセル発生時に再販売されることがあるため、深夜〜早朝の更新タイミングも要チェックです。
知らないと損!航空券の「総額費用」で失敗しないための注意点
安さだけで選ぶと危険!キャンセル・変更手数料の落とし穴
一見、格安に見える航空券でも、キャンセルや日程変更をした瞬間に「高くつく」ケースは多いです。
特にLCCや早割系の運賃では、変更不可・払い戻し不可が基本。これを理解せずに購入すると、数千円どころか全額キャンセル扱いになることもあります。
ポイント1:航空会社ごとの「キャンセル・変更規定」を把握する
航空券には複数の運賃タイプがあります。安いほど制約が厳しく、高いほど柔軟性が高いのが特徴です。
たとえば、JALやANAの「スーパー先得」「スーパーバリュー」は格安ですが、予約変更は一切不可。
一方で「Flex運賃」は高いものの、変更や払い戻しが可能です。
| 航空会社 | 予約変更可否 | キャンセル可否 |
|---|---|---|
| ANA | スーパーバリュー:不可 フレックス:可 | スーパーバリュー:可(取消手数料あり) フレックス:可(取消手数料なし、払戻手数料あり) |
| JAL | スーパー先得/先得:不可 フレックス:可 | スーパー先得/先得:可(取消手数料あり) フレックス:可 |
| Peach | ミニマム/スタンダード:不可 スタンダードプラス:可 | ミニマム:不可 スタンダード/スタンダードプラス:可(手数料あり) |
| Jetstar | 可(手数料あり) | Starter/Starter Plus/Business:不可 ※「バウチャー払い戻しオプション」を購入している場合はフライトバウチャーでの払い戻しが可能 Starter Max/Starter FlexiBiz/Business Max/可 |
ポイント2:「手数料」と「返金方式」にも注意
キャンセル料は「1人あたり○円」だけでなく、「運賃の○%」で設定されることも多く、割引率が高い運賃ほどペナルティが重い傾向にあります。
また、返金は現金ではなく「クーポン払い戻し」「ポイント付与」になる場合もあります。“実質的な返金ではない”ケースもあるため注意が必要です。
LCCの“安い”には理由がある|荷物・座席指定などの追加料金を見逃さない
LCC(格安航空会社)は表面上の価格は安く見えますが、実際の総額では思ったほど安くないことがあります。
なぜなら、LCCは「基本運賃を安くして、オプションで利益を上げるビジネスモデル」だからです。
ポイント1:基本運賃には“何も含まれていない”
LCCの格安運賃には、通常以下の料金が含まれません。
- 受託手荷物約:1つあたり2,000〜3,000円が目安
- 座席指定:1席あたり約500〜1,500円
- 支払手数料(オンライン決済で加算):約500〜800円
- 空港チェックインカウンター利用料:370円~450円程度が目安オンラインチェックイン推奨
結果として、「片道5,000円」と表示されていても、荷物・座席・支払手数料などで数千円加算されることも珍しくありません。
ANAやJALは機内ドリンクが基本的に無料サービスですが、LCCでは多くの場合追加料金が必要です。
ポイント2:総額で見るとLCCよりレガシーの方が安いことも
たとえば、Peachで基本運賃5,500円の航空券(大阪→札幌)を予約したとしても、手荷物+座席指定+支払手数料で計2,500円追加されれば、トータルの料金は8,000円になります。
同区間でANA早割(スーパーバリュー)を活用すれば、7,900円~8,200円で予約できるため、総額では差がほぼないことも。
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燃油サーチャージ・空港税込みで比較しないと損をする
航空券の「表示価格」だけを見て比較すると、実際の支払い額が想定より高くなることがあります。
その主な原因が、燃油サーチャージ(燃料費調整金)と空港使用料(諸税)です。
これらは予約時に自動加算されるため、「総額表示」になっているサイトで比較することが鉄則です。
ポイント1:燃油サーチャージとは?
燃油サーチャージは、航空会社が原油価格の変動に応じて設定する追加料金です。通常、長距離路線ほど高額になります。
たとえば、東京⇔ハワイの往復で1人あたり約30,000円前後になることもあり、航空券本体より高額になるケースもあります。
LCC(Peach、ZIPAIRなど)は燃油サーチャージを「込み」にしている場合が多く、非課税の場合もあります。
逆に大手は別建てなので、表面上の価格差が“錯覚”になりやすい点に注意が必要です。
ポイント2:空港使用料・税金も忘れずに
出発・到着空港で徴収される「空港使用料」や「出入国税」も、実は運賃に含まれていない場合があります。
特に海外便では片道あたり数千円単位で加算され、往復だと合計1万円以上の差になることも。
| 国内線平均 | 国際線平均 | |
|---|---|---|
| 空港使用料 | 約500〜1,000円 | 約2,000〜4,000円 |
| 出入国税 | -(国際線のみ) | 約1,000円 |
| 保安サービス料 | 約100〜300円 | 約300〜500円 |
燃油・税・手数料を含めた最終支払額=本当のコストとして比較することが、賢い節約の第一歩です。
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すぐ試せる!航空券を安く予約する裏ワザ・テクニック集
発着空港・経由地を変えるだけで数千円安くなることも
航空券を安く買う最大のコツは、「同じ目的地でも経路を変える」ことです。
発着空港や経由地を少し変えるだけで、数千円〜1万円以上の差が出るケースは珍しくありません。
特に国際線では、「経由便」「別都市発着」「隣県空港利用」が節約のポイントになります。
ポイント1:発着空港を柔軟に変える
たとえば東京発の航空券でも、羽田ではなく成田を選ぶだけで価格が変わります。
また、関西圏なら「伊丹」「関空」「神戸」、東海圏なら「中部」「静岡」「小松」を比較すると、曜日や時間帯によって安い空港が異なることが多いです
ポイント2:経由地を追加する
直行便は便利ですが高額です。あえて経由便を選ぶことで、運賃を20〜40%抑えられる場合があります。
例として、同じ時期に東京→バンコクの航空券を予約する場合、直行便(ANA:約8万円)に対し、ソウル経由(アシアナ航空)なら約5万円台で購入可能なケースも。
時間に余裕がある旅行者には、非常に有効な節約術です。
ポイント3:隣県・地方空港発を狙う
「地方発着のセール」が開催されることも多く、あえて少し離れた空港から出発することで割引を受けられるケースがあります。
株主優待券・金券ショップで賢く節約!メリットと注意点
航空券を定価で買うよりも安くする裏ワザとして、株主優待券や金券ショップの活用があります。
これは、ANAやJALの株主が保有する「割引券」を一般の人でも購入できる制度を使った方法。
特に繁忙期や直前予約時に、最大50%近い割引を得られる可能性があります。
ポイント1:株主優待券を使うと運賃が半額近くに!
株主優待券は、JALやANAが年に2回発行している割引券です。これを使うと、正規運賃(普通運賃)の約半額でチケットを購入できます。
金券ショップやフリマアプリで簡単に入手でき、1枚あたりの相場は約3,000〜6,000円程度です。
ポイント2:購入場所と注意点
- 金券ショップ(駅前・空港内):現物購入で即日利用可
- オンライン(チケットレンタル・メルカリ等):発行番号を使って予約
ただし、有効期限切れ・不正利用券も出回るため、信頼できる販売元を選ぶことが大切です。
特にフリマアプリでは、券番号の重複トラブルも報告されています。
ポイント3:利用時の注意
- 株主優待運賃を選択できるのは、ANA・JAL公式サイトのみ
- LCCや旅行代理店経由の予約では使えません
- 搭乗手続き時に「株主優待番号・登録用パスワード」が必要
比較サイトの「価格アラート」で自動的に値下げ通知を受け取る
航空券の価格は、1日に何度も変動します。そのため「安くなった瞬間に予約できるか」が節約の鍵。
このとき便利なのが、比較サイトの“価格アラート(プライスアラート)機能”です。
ポイント1:価格アラートとは?
価格アラートとは、指定した便や路線の料金が下がったタイミングで、自動的に通知を受け取れる仕組みです。
主要な比較サイトでは、登録したメールまたはアプリ通知でリアルタイムに知らせてくれます。
| サイト | アラート機能の特徴 | 通知方法 |
|---|---|---|
| Skyscanner | 価格変動を毎日追跡・メール通知 | メール・アプリ |
| Trip.com | 目標価格を設定できる | アプリプッシュ |
| エアトリ | 値下げ便を自動提案 | メール・LINE通知 |
自分で何度も検索しなくても、「待つだけで最安値を掴む」ことが可能です。
ポイント2:通知を活用して“即予約”がカギ
安値が通知されても、数時間で売り切れることもあります。
通知が来たら即座に公式予約サイトや提携OTA(エクスペディア・Trip.com)で購入手続きするのが鉄則です。
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【今すぐ比較】おすすめ航空券予約サイト&割引パッケージ一覧
\最安値を一括比較!/人気の航空券比較サイト3選
航空券を安く買いたいなら、「比較サイトの使い方」が勝負です。
同じ航空会社でも販売サイトによって価格が異なり、比較ツールを使うだけで1万円以上の差が出ることもあります.。
ここでは、実際に旅慣れたユーザーが利用している人気比較サイトを3つ厳選しました。
エアトリ (AirTri)
エアトリ (AirTri)は、海外・国内航空券、ホテル、ツアー、新幹線などを総合的に扱う日本の旅行予約サイトです。
特に日本国内線を探す際に便利であり、ANAやJALなどの一般航空会社が提供する正規割引チケットも含めて一括比較ができます。
日本語サポートが万全であるため、海外旅行の予約に不慣れな方でも安心して利用できるのが大きな特徴です。
キャンペーンも豊富に開催されているほか、後払いオプション、キャンセル保険付きプランも選択可能。
- 日本国内線の航空券を探すときに利便性を求めるユーザー
- ANAやJALの正規割引チケットも含めて一括比較したいユーザー(ビジネスや帰省利用など)
- 海外予約に不慣れで、日本語サポートが万全な日本のサイトを利用したいユーザー
- 航空券だけでなく、ホテルや新幹線、ツアーなどもまとめて手配したいユーザー
Skyscanner(スカイスキャナー)
Skyscannerは、世界中の航空券・ホテル・レンタカー料金を横断比較できる無料ツール。
特に航空券検索の精度が高く、「最安日」「最安月」「複数空港同時検索」ができる点が魅力です。
また、価格アラート機能を使えば、登録路線の料金が下がった瞬間にメール通知されます。
これにより、日々の価格変動を自動で追跡できるため、“待つだけで最安値を掴む”ことが可能です。
- 価格重視で、最もコストパフォーマンスの良い便を見つけたいユーザー
- LCC(格安航空会社)を含む、幅広い航空会社や予約サイトの選択肢を比較したいユーザー
- 旅行日程に柔軟性があり、「月全体表示」機能などを利用して最安日を効率的に探したいユーザー
- 運賃アラートを設定し、価格の急な値下げを見逃したくないユーザー
Google フライト
Googleが提供する無料検索ツールで、操作のしやすさとデータ更新スピードが業界トップクラスです。
直感的なカレンダー表示や、地図上での価格比較機能が非常に便利。
航空券の価格の過去推移や将来の傾向を分析する機能に長けており、「今買うべきか?」といった購入判断の助けになります。
また、「価格予測」機能により、今後の値動き傾向をAIが分析してくれるのが他サイトとの違いです。
- 検索の速さと信頼性を重視するユーザー
- 航空券の価格変動の傾向を分析し、「今が買い時か」を判断したいユーザー
- まずはGoogleフライトで最適なフライトの候補を素早く絞り込みたいユーザー
航空券+ホテルでさらに割引!セット予約で旅費を節約
航空券とホテルを別々に予約していませんか?
実は、同時に予約すると最大で20〜30%の割引を受けられる「パッケージ割引」があります。活用することで、宿泊費込みでも単独予約より安くなるケースが多数あります。
ポイント1:同時予約割引の仕組み
旅行会社は、航空会社・ホテルと事前に提携して座席や客室を“まとめ買い”しているため、個別購入よりも安く提供できる仕組みです。
そのため、同じホテルでも「航空券+宿泊セット」の方が安いことが多いのです。
ポイント2:セット予約のメリット
- 総額が明確:航空券+宿泊の「合計金額」で比較可能
- 予約管理が簡単:変更・キャンセルも一括で可能
- クーポン・ポイントが両方貯まる
海外旅行前にチェック!通信費を抑えるおすすめeSIM
海外でスマホを使うと、通信費が思わぬ出費になりがちです。
現地SIMを買うより簡単・早く・安いのが「eSIM」。スマホにQRコードを読み込むだけで通信が開通し、日本にいるうちに準備完了できます。
ここでは旅行者から人気の高いおすすめeSIMを3つ紹介します。
Roamless(ロームレス)
Roamlessは、日本を含む200以上の国と地域で利用可能なグローバルeSIMです。
アプリから国を選ぶだけで即日開通でき、SIMカードを切り替えることなく複数の国で利用できるため、数か国を周遊する場合にも最適。
従量課金モデルなので、日額料金やコミットメントがなく、実際に使用したデータと通話の分だけを支払う形態です。
Trip.comが提供する格安eSIM
旅行予約大手Trip.comが提供するeSIMは、航空券と同時購入で割引が適用されるのが特徴です。
66か国に対応し、予約後すぐに利用開始できます。
利用日数は「1日/3日/5日/7日」から、容量は「0.5GB/1GB/3GB/5GB」から選択可能です。
エアトリの海外eSIMサービス
エアトリのeSIMサービスは、365日対応のLINEサポートが強みです。
200以上の国と地域で利用でき、購入後3分で設定が完了します。
また、ギガの追加購入も可能なため、旅滝でも容量の使い切りを心配することなく利用できます。
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まとめ|航空券予約のベストタイミングを知れば、旅費はもっと安くなる
航空券を安く予約するためには、「勘」ではなく「データとルール」を理解して動くことが大切です。
これまで紹介してきたように、航空券の価格には一定の傾向があり、タイミング・曜日・時間帯・時期の4つを意識するだけで、誰でも節約が可能です。
また、価格だけに注目しすぎると、キャンセル不可や荷物制限などの“見えないコスト”に後で後悔します。一見高く見えるチケットでも、キャンセル無料・変更可・保険付きであれば結果的にお得。安さと安心を両立させることが「後悔しない旅費管理」の鉄則です。
次の旅行準備は「今」がチャンスです。年に数回開催される航空券セール(初売り・サマーセール・秋旅キャンペーン)は、4〜8ヶ月先の旅行が対象。つまり、「次の連休」や「夏休み」の旅行は、今の時期が最安タイミング。
次の旅は、ぜひ本記事で紹介したルールとツールを使って、最安値で快適な空の旅を楽しんでください。

